この映画「
イントゥーザワイルド」はロードムービー好きの私がどうしても観たかった映画です。
成功した両親の元で育てられ、ハーバードロースクールだってラクラク合格というほどの優秀な成績で大学を卒業し、誰が見ても前途洋々の青年が、家族を捨て、名前も捨て、貯金を全部寄付し、お金を燃やし、車さえ乗り捨てて無一文、たった一人アメリカ大陸を縦断しアラスカの荒野を目指す物語。
どうしてそんなことに?という疑問に対しては屈折した理由がちゃんとあるんですが…
アメリカの大自然好きな私(と言うと夫は「ウソつけ!」って言うんだけど)も当然ツボる映画ですが、これは絶対に男が大好きな映画なんであります。
と思って夫を誘ったらやっぱりひじょーに感動していました。これは友達のご主人も、娘の彼も感動しています。
多分椎名誠も大好きだろーと思います。
この映画を観て心を揺さぶられない男はちょっとY染色体が劣化していると思ったほうがいいかもってくらい男らしく男前でクールな作品でした。
ということで、婚活中の女子は是非意中の男子に
「イントゥーザワイルド観に行かない?」と誘ってみましょー。「お、こいつ男心わかってるな」と相手もきっと惚れるはず。
まーそれはともかく、私が3年間のアメリカ生活で一番度肝を抜かれたあの荒々しく荘厳で雄大な大自然の記憶が鮮やかに蘇ってきました。
「ホッカイドー!デッカイどー!英語でパンの生地はドー(dough)!」(意味不明)と両手を挙げて思いきり大声で叫びたくなるほどの大自然とのランデブー体験が私の何よりの宝物。
そんなことを思い出させてくれた作品にストーリーに関係なく涙するのでした。
桁違いのスケールで旅する青年の最期は
食用植物ワイルドポテトと毒性のあるワイルドスイートピーを間違えて食ってしまうというオーマイガーッ!の意外な結末。
グリズリーと死闘の末、壮絶な最期とかそんな結末をイメージしていただけに「あれれー?」だったのですが、人生というのは最期まできっちりかっこよくなんてそうは問屋がおろさないのかもしれません。
主役を演じたエミール・ハーシュはどことなくディカプリオに似てイイ男でした。
監督はショーン・ペン。
おススメです。