舞台「キル」を観て野田秀樹をもっと知りたい!と思い、東劇で上映中のシネマ歌舞伎「
野田版 研辰の討たれ」を観に行ってきました。

「とぎたつ」とは主人公、刀の研屋(とぎや)あがりの侍、辰次(たつじ)(勘三郎)のこと。
辰次は初っ端から武士道精神を茶化して登場。
「この世に恥をさらすくらいなら潔く死を選ぶ」そんな侍なんてナンセンス!と言うわけです。
元町人の辰次は生に執着し、生きるためなら恥も外聞もなく頭を下げ、命乞いし、卑屈になることもいとわない。
そんな辰次を「親の仇」と追う武士の兄弟(染五郎、勘太郎、すらりとした立ち姿のなんと美しいこと…♪)。
そして仇打ちを美化して盛り上がる大衆。
当時流行った”お笑い”を取り入れたりして、観客へのサービスも忘れず、世相を皮肉るあたりは野田秀樹流演出なのかな。
舞台をめいっぱい使って大いに動き回る役者達。ダイナミックな動きも痛快で一瞬たりとも目が離せません。
勘三郎のコミカルな演技は天才的!ホント素晴らしかった!
さらに、それぞれの役者がいい味だしていて、最高のパフォーマンスを見せてくれました(^0^)
観なきゃあ損、損♪
野田版 研辰の討たれあっぱれじゃあ~っ!