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有閑クーネルシネマ

好きな物を食べ、好きなときに寝て、好きな映画を観て言いたい放題。これぞ極楽!映画、テレビ、ショッピング、その他もろもろ徒然なるまま書いていきますので、どうぞよろしく☆
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Book

日本人の知らない日本語

日本人の知らない日本語
蛇蔵&海野凪子
メディアファクトリー
売り上げランキング: 3
おすすめ度の平均: 4.5
4 日本語ってムズカシイ・・・でも日本語って愛おしい!
5 子供から大人まで
5 笑えて勉強になる。
5 勉強になるのに、思わずふきだす面白さ!
5 可笑しくてためになる!<日本語再入門>本

ひゃ~っ!すっごい売れてるーっ!ランキング3位だって!
この前遊びに来た友達が貸してくれると言ってたのだけど、やっぱり面白そうなので買っちゃいました(^^)

日本語教師ってホント大変そー。
日本人て「なぜ、なぜ」ってあまり質問しないでしょ。

アメリカで暮らしてたときも一番厄介だったのは、何かこちらが言うといちいち子供から大人まで「Why?」って聞いてくることよ。
「Why?」と尋ねられたら「Because」で返すってことは学校で教わったけど、「なぜったってそーなってんだから、そーなってんだよ」流に言葉を尽くして語り合うことを回避してきた1億人の優しくおとなしい日本人にはBecauseの後が続かないー。
ま、私の英語力のなさもあったんだけどさ(^^;)

そんな「なぜ、なぜ」大好き外国人の方に納得していただけるように日本語を教えるというのはさぞやご苦労なこってしょー。

教えるなら絶対日本人がおとなしくて良いかもね。
アメリカのESLクラスでも誰も質問してなかったもん。
先生ははり合いなかったかも。。。。(笑)

座りながら話す生徒さんに「立って言ってください」と先生が言ったら「た!」って言葉を発した生徒さんとか、任侠映画で日本語を覚えたフランスマダムは「ねーねーちょっと私の話を聞いて」の意味で「手前(temee:また不適切な文字列だよ…)、シカトすんな」とか言ったりと、現場でのエピソードがそれぞれユニークで思わず声だして笑ってしまいました。

ピカイチっていうのが花札からきてる言葉というの、私初めて知りましたわー。
丁寧な言葉遣いの「です」「ます」が水商売の女性の言葉でお上品言葉の「○○ざます」も花魁の言葉というのは、高校のときの日本史の先生が話してくれたような…

日本人の私たちでさえ「へー」と新しい発見のある楽しい本♪シリーズ化されるかな♪
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吉田修一著「初恋温泉」

初恋温泉 (集英社文庫)
吉田 修一
集英社
売り上げランキング: 17286

実際にある温泉旅館を舞台にした5組のカップル登場の5つの短編集。

表題の「初恋温泉」は熱海の蓬莱。
2作目、白雪温泉は青森にある青荷温泉(JRのキャンペーンで鈴木京香が訪れたところとか)
次の「ためらいの湯」は京都の祇園畑中。
「風来温泉」は那須二期倶楽部で
最後の「純情温泉」は黒川温泉、南城苑。

作者の吉田修一は温泉好きなんだって。

「今度は温泉を舞台にした男女の物語を書いてみようと思うんですよ。実際、行ってそこで書いてみないと、なんというか文章に魂が入りませんからね~」
とかなんとか言って編集者が宿の手配してくれるのかな?

いいなー、作家って…
吉本ばななも近年ずっと旅先でインスパイアされた物語を書いてるもんね。

温泉宿で見るカップルは否が応でも妄想をかき立てられます。「うーん、あれはきっと夫婦じゃないな」とか「やけに若いな。もしや、まだ高校生?」とか勝手に好き放題妄想、時に暴走(笑)そういうときの私は明らかに不躾な視線をガンガンと送ってることでしょう。ヤーね、おばさんて(^^;)

そしてどういう訳か「ねーねー私たちも不倫カップルに見えたりしないかな」と夫に言い「んなわけねーだろ!」と怒られる。
なぜか夫婦というより、できれば傍目にはお忍びで来た不倫カップルに映ってほしい、みたいな妙な願望が芽生える怪しい磁場が温泉宿にはあるんでございます。(え?私だけ?)

作者も妄想をふくらませながらきっとこの短編を書いたのでしょうね。

私が一篇書くならタイトルは「妄想温泉」かしら(笑)

あー温泉、行きたいなー。
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小川糸著「食堂かたつむり」

タイトルからして「かもめ食堂」のイメージ。シンプルだけど丁寧であたたかいおいしそうなゴハンを出す食堂の物語だろうと想像しますよね。

一日一組限定の「食堂かたつむり」。
ここのお料理を食べると良いことが起こると評判になり…

ところがー!登場するお料理が意外にも全然食欲をそそられず美味そうじゃないんだな、これが(TT)

シンプルどころか妙に凝り過ぎっつーか…
ザクロカレー…田舎の、それも熊さんというあだ名のオヤジに食べさせてどーすっぺ?とツッコミを入れたくもなり。
またあるだけのいろいろ野菜をいっぱい入れて作る「食堂かたつむり」の看板メニュー、”ジュテーム・スープ”も、これ食べて両想いになる?ウソつけ!ってな感じで(笑)

私、長年家庭料理作ってて思うのだけど、一緒に調理する食材って絞った方が旨味が引き立つのよね。体に良いからとなんでもかんでもぶっこむとかえって味に雑味が出ちゃって台無しになる。

うちの「しいたけゴハン」(具材、椎茸のみ)安くて美味いよ~(^^)

まー、それは別としても、マスコミで祭り上げられていた本の評判に反して、amazonのレビューが意外に低かったのは「活字離れと言われても世の中にはまだこんなにきちんと本を読む人がたくさんいるんだなー」と感慨深いものがありました。

実際料理を作っていたり、美味しいものが大好きだったり、活字愛好家の大人は満足できないでしょう。

一言でいえば…そうそう!いわゆるカフェ飯のような本でした。うん、この表現が一番ピッタリくる!

雰囲気でオシャレに見せるテクは抜群。
映画化されるのも、さもありなん。
インテリアにもピッタリ♪
    
しかーし
映画化は良いけど、絶対あのシーンだけはカットして。

洋ナシのフルーツサンド(これもあんまり美味しそうじゃなかった。ヨーグルトクリームとチョコレートソースに洋ナシ、みたいな)に「陰の毛」(このブログでは不適切な文字列で漢字入らないので、「の」を除いて読んでね)が入ってるってあのシーン。

「縮れた”陰の毛”はところどころにクリームをつけたまま、男性によってめくられたサンドイッチのパンとパンの間に挟まっていた。」112ページより

…って…ガーン、げろ~っ…何…なんなんだよ、これ!?
よりによってなんでそっちの毛なのさ?

髪の毛くらいでよかろうに。

食を愛する者ならたとえ虚構の描写でもサンドイッチに件の毛を入れたりしてはいけません。あんまりでございます。

ということで、時々流れにそぐわない下品なシチュエイションが唐突に出てきてちょっと混乱もする本でした。
まー小説のお料理同様雑味があるってことで。

でも読んでみて「時間の無駄だったー!カベ本(壁に打ち付けたくなるような本)」とは思わないと思います。作者は言葉を生業とする方(作詞家?)なのでそれなりに読ませます。

読みやすいけどさすがに夏休み用読書感想文にはキツイかな。

食堂かたつむり
食堂かたつむり
posted with amazlet at 09.06.05
小川 糸
ポプラ社
売り上げランキング: 6087
おすすめ度の平均: 3.0
1 噴飯
4 優しい気持ちになれる料理
2 絶賛されていたので楽しみにしてたんだけど…
1 大失敗
5 プロの料理人の感想です。
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夫、魯山人化計画。

この前、仲間と集まったとき拙ブログを読んでいる友達から
「ちょっと、ちょっと、ご主人一体どうしちゃったのー?」
と驚かれた。

そう。夫が急に魯山人化(「というより水上勉なのだよ」と本人言っとりますが)したことについて(笑)

ということで、料理らしい料理をしたことがなかった夫を料理に目覚めさせてくれた妻としてひじょーにありがたい3冊をご紹介(^^)

その3冊とは…

魯山人味道 (中公文庫)
北大路 魯山人
中央公論社
売り上げランキング: 21769
おすすめ度の平均: 4.5
4 頑固親父入門編として
5 食材への「愛」を感じる書
5 ピュア


土を喰う日々―わが精進十二ヵ月 (新潮文庫)
水上 勉
新潮社
売り上げランキング: 47510
おすすめ度の平均: 5.0
4 日本人として理想の食生活
5 土を喰う水上氏
5 食事とは人生の一大事である
5 日本人の1書
5 禅を感じる、自然と親しむ。


精進百撰 (岩波現代文庫)
水上 勉
岩波書店
売り上げランキング: 185345
おすすめ度の平均: 5.0
5 養生のための料理


今日の結婚記念日は、何作ってくれるのかなー♪たのしみ(^^)
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ファウストの読書会(^^)

コニコさんガイドの読書会に誘われる。
去年「カラマーゾフの兄弟」も誘われていたんだけど、「夏に向かって外で遊びまくりたいシーズンにドストエフスキーってのは絶対無理っ!」と思って遠慮した。

でも今年はただ喰って喰ってまた喰っての日々を反省。
ちょっと頭に刺激を与えなくてはと思い立ち「是非、お願いします」と言ってみた。

「どうしてファウスト読んでみようと思った?」と聞かれたんだけど、ファウストというより「読書会」という響きが魅力的でしたの(^^;)

ほら、あの、映画「ジェィン・オースティンの読書会」。
コーヒーやドーナツ片手に(ってやっぱり食い気かい?だけど)皆で1つの本を読み進めて、あーでもない、こーでもないと話し合うカジュアルでちょっとアカデミックなあの雰囲気に浸りたいと思ったわけ(と動機はきわめて不純)

もともとファウストは詩。韻をふんでる詩のニュアンスを翻訳するというのはかなり無理というか絶対無理。
ということで池内紀さんは詩という枠組みをはずし、大胆にも散文にしたとのこと。

ということで、かなり読みやすい、親しみやすいファウストとなったわけです。

森鴎外の文語調翻訳なんて10行で読めないもんね。

読書会は順番に音読したりして楽しい。
音読ってしないもの。リズムに載せて声に出して読むって意外と難しいということも再確認。

コニコさんも、つくづく「繋ぐ人」なんだと思う。
人と人を引き合わせてもくれるし、いつも怠惰な私を知的世界にひっぱりあげてくれるようなところもあって感謝してます。ありがとー☆

第二回読書会も楽しみ。夫は「どーせ続かない」って言うんだけどね、がんばるわ(^^)

ファウスト〈第1部〉 (集英社文庫ヘリテージシリーズ)
ヨハーン・ヴォルフガング ゲーテ
集英社
売り上げランキング: 14320
おすすめ度の平均: 4.5
4 読みやすさ抜群、だがもう一歩奥を!
5 積ん読だったけど、読み終わった。読んでみるべきです。
4 今までに無い素晴らしい訳本
5 新たなファウストの誕生
5 本を読む歓び
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真山仁著「ハゲタカ」上下

今日からNHKでドラマが3日連続一挙再放送!
私は放送当時ドラマを観ていなかったので楽しみ!
明日も観るわ!

この本は面白かったなー。原作を読んだとき、鷲津が大森南朋?芝野が柴田恭平?って全然ピンとこなかったのですが、今日ドラマを観たところ、二人ともピタリと役にはまっていました。飯島常務役の中尾彬なんてもーそのまんま!

ドラマは原作とずいぶん違うのね。
原作では鷲津と芝野と松平貴子(絶対、松たかこをイメージして書いたんだろーなって感じのキャラ)という老舗ホテルの優秀ホテルマンのご令嬢が登場。この女性に対して二人が抱く秘めた想いも結構重要ポイントで読んでいて楽しかったのに、ドラマは色っぽいことは何もなさそうで残念だわ。

本は本当に面白くてオススメしちゃいます!
スピード感もありワクワクしながら読めますよん☆

ハゲタカ、映画化もされるみたいですね。そちらも楽しみ!

ハゲタカ(上) (講談社文庫)
真山 仁
講談社
売り上げランキング: 277
おすすめ度の平均: 4.5
5 ドラマとは別の面白さ! 
5 「商いの基本」の教科書
2 注意喚起
5 ものすごく「当たり」
5 面白い!これは買いです。

ハゲタカ(下) (講談社文庫)
真山 仁
講談社
売り上げランキング: 320
おすすめ度の平均: 4.5
3 ドラマと違って鷲津に感情移入できませんでした
4 続編を前提にして書いているのではないか
5 上下一気によめます。
4 「ファンド」は、何を目指し、どういう役割を果たしているのか
5 下巻も当然ドラマと別物!
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アカデミーゼは本を出す。

同窓というよしみでrumikoさんが繋げてくれた「ねびまさる会」。この前のお花見同窓会発案者のYッチもそうですが、世の中にはあっちとこっちにいてまったくお互い知らずにきた人をふわっと自然に結びつけてくれるような素晴らしい人がいるんですよね。

こういう人材がそばにいるってことはすごーく幸せなこと。

内田樹も「街場の教育論」の中で、ネットカフェ難民として30人もの人が同じ立場で同じ場所にずっと寝泊まりしていながら、なぜ誰ひとりとして同じ境遇の者同士つながろうとしないのか、と指摘していました。

つなげようとする人、つながろうとする人がいないことの不思議。

姜尚中もよく「連帯せよ」と言ってるけれど、確かに同じ志を持つ者同士が繋がるとそこには一人では生まれ得なかったパワーやエネルギーの発芽を実感します。
それが刺激的で「生きる力」や「人生の喜び」になったりするもんね。

とにもかくにもせっかくの人生だもの、皆で楽しまなくちゃ(^^)と思います♪

ということで、私は私の人生を豊かにしてくれて、かつとっても居心地の良い複数のユニオンに所属しておりますが、拙ブログによく登場する「ねびまさる会」は食べてばかりで脳も胃袋化している私をいつも知的に刺激してくれる、そしてあけすけで言いたい放題の私を温かく受け止めてくれる大切なユニオンの1つです。

メンバーの美女軍☆
      
写真右よりNHKアナウンサー「趣味の園芸」などでもお馴染み須磨佳津江さん。初めてお会いしたときは「うわー、テレビでよく見た人だーそのまんまだー」とびっくりしました。「心に花を咲かせて」などの著書もあります。
心に花を咲かせて―NHKラジオ深夜便 (NHKラジオ深夜便)
須磨 佳津江
日本放送出版協会
売り上げランキング: 523946

そして「おしゃべりなイギリス」という痛快エッセイの著者であり翻訳家でもあり時々大学講師もされている高月園子さん。
おしゃべりなイギリス
高月 園子
清流出版
売り上げランキング: 273814

そしてお隣は「ライス国務長官物語」などを訳されている同じく翻訳家の渡辺玲子さん。

プライドと情熱―ライス国務長官物語
アントニア フェリックス
角川学芸出版
売り上げランキング: 3645

一番左はこちらもドイツ語翻訳も手がけテレビのプロデューサーもして、なおかつフラワーサロン主催の向坂留美子さん。ただいまサロネーゼ本の出版準備中。

4人とも著書ありってのがスゴイでしょ。
「今、本書いてるんだけどね」なんてことがさらーっと会話に出てくるなんて…かっこいいわ~。男だったら惚れるわ。

私と4人の共通点はかつて同じキャンパスライフを送ったというその一点のみなんですが、それだけで仲良くしてもらってるので創設者に感謝です。
    
この前行った多磨霊園で、よーくお参りしておきました。

彼女達はアカデミックに活躍するアカデミーゼ。
私はあざみ野に住むアザミネーゼ。

ちょっと似てる?(笑)

ついでにと言ってはなんですが、親戚の出してる本も紹介させてください。こちらもヨロシク!(まだ私、読んでないんだけど^^;)
優しい日本語―英語にできない「おかげさま」のこころ
清 ルミ
太陽出版
売り上げランキング: 216553
おすすめ度の平均: 5.0
5 日本語=なんてデリケートな言葉!
5 日本人に生まれてよかった!!
5 興味深く読ませていただきました。
5 教師のすがた
5 楽しく読ませて頂きました。
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田辺聖子著「ジョゼと虎と魚たち」

映画が公開されたとき、短編だからと本屋でちゃちゃっと立ち読みしただけでしたが、うーんやっぱり立ち読みはよくありませんな。

短編だからと侮らず家でじっくり読まないと(^^;)って思いました。

コニコさんがこの本のことを小川洋子のおススメ本として紹介されていたので私も読みたくなりブックオフで100円で買いました。

この本は9つの女と男の物語が収められていますが、どれもがフツーじゃない関係。人には言えない、こっそりとした男女のなまめかしい不思議な愛の物語なのです。

文庫本の山田詠美の解説もふるってます。

田辺さんの小説は”今の男の腰を枕にして、昔の男と少しいけないことをしているような気持になりながら電話でおしゃべりしているようなもの”だって。

さすがボーダレスの恋愛を展開されているエイミー。
なんとも例えが大胆。でもエイミーの場合、インターナショナルな恋愛マスターだから、昔の男と今の男の母国語が違う場合もあるのでそれもあり?って感じですが。

エイミーが特に好きでたまらないという「恋の棺」。オバサンな私もこれが一番かなーとも思いましたが、この短編の中に西條八十の詩が引用されていました。

西條八十といえば映画「人間の証明」で使われた「お母さん、ぼくのあの帽子、どこ行っちゃったんでしょうね」しか知らなかったのですが、こんな詩もあったんですね。

「われら、山頂の黒き土に巨(おほい)なる穴をうがち、人知れず恋の棺を埋(うづ)めむ…
語りえぬ二人の恋なればわれらが棺の上に草生(お)ふる日にも絶えて知るひとの無かるべし」

山田詠美の「放課後の音符」にも確か同じような表現があって印象に残ってます。

「女の子は人知れずこっそり恋にお砂をかけて埋葬する」みたいな表現でした。(ブックオフに売っちゃって手元になく残念)

まー、とにもかくにもそんな表現が似合うなんとも色っぽい短編集なのでした。
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内田樹著「街場の教育論」

内田樹てやっぱステキ!とこれを読んで改めて思いました。

R25のインタビューで内田氏は
”女の子についても『内田くんステキ』って言う子には全然興味がなくて、『本当にバカね』と言われるとグッとくる(笑)。キュン。目がハート。僕のどこらへんがバカなのか、詳しく聞きたいって思うじゃないですか”って言ってるので私のことは好きになってもらえそうにないのが残念です(笑)

へ~義務教育ってのは、親が子供を絶対に学校に行かせなければならない、という義務ではなくて、親の子供に対する横暴(昔は労働力として駆り出されたりということがあったからね)から隔離するための義務なんだー。

そういうことを考えるとPTAというのもどうもヘンテコな組織でこれがあるのはアメリカと日本だけってのも初めて知りました。

PTAがなければ世のお母さん方はどれだけ心穏やかに春を満喫できることでしょーよ(笑)

各章とも今まで内田作品(ブログ含む)で目にしたことのある内容なんですが、どれもこれもがストンと胸に落ちる明快さで「そーだよなー、そーなのかー」とスッキリするのが楽しい。

今回特に「なるほどねー」と思ったのは国語教育について。
♪La~La~La~La~La~La~♪言葉に~できない~♪というオフコースの歌は大好きだけど、思いに言葉が追い付かないという発想からは言葉はそれ以上豊かにはならないらしい。
自分の思いに言葉を当てはめようとすると逆に言葉はどんどん貧しくなってゆくとのこと。

まず豊かな言葉ありき。その言葉に自分の身体実感が追い付かないという欠落感こそが逆にその言葉に追いつこうと感情をも豊かにするんだって。

なので本来国語教育は意味がわからなくても豊潤な言葉で子供たちを満たすことが最優先されて当然である、と言うのです。

ふむふむ、私もね、この1ヶ月、映画も観てるし本も読んでるんだけど、どーもピッタリした言葉が見つからずブログにUPできてないのは、これまでの人生、貧しい言葉の中で自分がやりくりしていたせいなんだわ!とわが身の不勉強さを反省した次第です。はい。

街場の教育論
街場の教育論
posted with amazlet at 09.03.15
内田 樹
ミシマ社
売り上げランキング: 395
おすすめ度の平均: 4.0
5 教育に向かう時に読む本。
4 街場だからこんなもんか
5 筆者のバランス感覚と、頭の中での作業がどちらも好きだ。教育にかかわる人はぜひ読んで欲しい。
1 またか・・・
4 内田先生の持論はスガシカオさんの「午後のパレード」
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辛酸なめ子著「女子の国はいつも内戦」

これは中学生女子のために書かれた、いかに女子王国でサバイバルしていくかのハウツー本(なのか?)

辛酸なめ子は女子校出身なので女子の交友マナーについてディープに学ぶことは多かったと思いますが、女子校といっても超優秀な東京御三家の女子学院で学んでいるので、そこに集う女子達は知的レベルも家庭環境も似たり寄ったり、かなり平和な王国だったに違いありません。(元NHKの膳場アナは辛酸なめ子の同級生なんだって)

同じカテゴリーの女子同士の差異というものは持ち物だったり買い物する場所だったりの違いで、一応勢力別に分類されてはいますが微笑ましいものです。

とはいえ辛酸なめ子お得意のガーリーな毒(って誰が名付けたのかサイコーです)もほのかに効いて、読みながら”なめ子”ラバーの私は思わずニヤニヤしてしまいます。

同じような環境で育った女子同士のかわいい小競り合いがあったとしても、三折りソックスを折り忘れただけで強面の上級生がすっ飛んできたり、盗んだバイクで逮捕されちゃうクラスメイトや××が妊娠しちゃったからカンパしてと怪しい空き缶が回ってきて100円(で、いいのか?)を強制徴収されたり(今考えるとただの小遣い稼ぎ?)勉強のできない女番長がストレス解消に順番にしてゆく仲間はずれゲーム(順番が回ってこないうちに卒業できてほっ…)など、校内暴力全盛期に公立中学に通い、爆撃や地雷に怯えながらも努めて明るくふるまっていた私は、来世では絶対”理性的で平和主義者の集まる”(これが最重要ですが)国でリラックスしながらまったりと中坊ライフを送りたいと思いました。

ということで私はその後成長し、世の中には「私立学校」というものが存在するということを知ってからは、彼氏もいないときから子供が生まれたら絶対中学は私立に入れる!と思い、そのとーりに娘は安全そうな私立の女子校に入れたのですが、卒業した娘は女子中高ライフはサイコーに楽しかったとしながらもなぜか「子供が生まれたら絶対男女共学の公立で育てる」と言っています。

隣の芝生は青くみえるってことでしょーかね?(笑)
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見ているだけでしあわせ♪

今、発売中のHanako

東京スイーツ特集です。
これ、見てるだけでしあわせ。
     

キオスクで買ったら店のおばちゃんが
「あー端っこがちょっと折れてるから50円引きでいいよ。」だって。

え~ホントにいいの~?気付かなかったほどなのに(笑)

キオスクのおばちゃん裁量って大したもんだ!(^^)

こちらの雑誌で紹介されていたラデュレの逸品は
サントノレ ローズ・フランボワーズ。

うわっキレイ!美味しそう!どこかで見たことある!
と思ったらmineさんのブログで。
     

こちらも眺めているだけでバラの香りが漂ってきそうです。
今度ラデュレ行ったら絶対これ”も”頼も~っと!(と、2個は食べる意気込み)
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ベストセラーの予感(^^)おひとりさまの「法律」

「お母さん、あのミセスが選ぶBOOK大賞どこいっちゃったんですかね?」「あの春の日、日比谷から二重橋前に行く途中の東京會舘で行われたあのイベントですよ。」

そうそう、この前、神奈川テレビで放映していた「人間の証明」を今さらながら初めて観ました。なるほどー、あーゆー映画だったのか…と別の意味で興味深い作品でした。それについてはまたそのうち書きたいですが…

さて、昨年、サンケイリビング新聞企画
第2回「ミセスが選ぶBOOK大賞」の選考委員をさせていただきましたが…
あの企画どうやら今年度はポシャってしまったようで残念(^^;)

去年”ベストセラーの予感”部門で金賞を受賞したのが上野千鶴子の「おひとりさまの老後」でした。

そして昨日、なんとなく本屋をぷらぷらしていたらその本の隣に、似た装丁で「おひとりさまの「法律」」という本があるではございませんか。

平積みで、結構売れてる…

おひとりさまになってしまったあなた、
おひとりさまになりたいあなた、
ずぅーっとおひとりさまのあなた、
法律は武器にも凶器にもなる


法律をつよーい味方につけて、老後も死後ものりきろう!

         上野千鶴子東京大学大学院教授

という帯に魅せられてつい買ってしまいました。
だってこれって私が近頃感じてたことと全く同じだったんだもーん!

今回の作者は上野千鶴子ではなくノンフィクションライターの中澤まゆみ。

映画の「赤ひげ」先生も”病気は無知と貧困からくる”と言ってたけれど、行政サービスや法律を知ってるのと知らないのとでは「天国と地獄」ほどの差があるかも。

民生委員をしていた母もよく「申請すれば受けられる行政のサービスを知らない人が多すぎる」と言ってました。
調べれば自分の味方になってくれるシステムがあっても知らないことでスルーしちゃってることってありますよね。

この本も結局「おひとりさまの老後は金次第」ということでありますが、その大切なお金を手にするかしないかは大きな問題です。

たいがいのお金は面倒くさい申請(これがホント私は苦手!)をしないと手に入らないようになっています。
そしてその申請も2年以内とか期限が決まってるのねー。

たとえば、突然夫が亡くなったとき、かけている生命保険以外に、加入している健康保険からも”申請すれば”「葬祭費」や「死亡一時金」というのが出るんだって。
葬儀の領収書が必要で申請期限2年。

へー、そうなんだ。知らなかった…父が亡くなったとき母は知っていたのだろうか?
色々なことに忙殺されてそれどころではなかったような気がする…

そして一昨年話題になった離婚しての年金分割。
この請求は離婚した翌日から2年の期限内じゃないと受け付けてもらえないらしい。
さらに財産分与、最近は夫婦間の収入の差に関係なく原則平等となっているので2分の1は請求できるとのこと。

もう何もいらないから早く別れたい!と思っても、「おひとりさま」は何かと物入り。ここは1つ冷静に対処しましょーとのことです。

でも実際、年金分割制度が始まる2007年から離婚が急増すると思われていたけれど、意外や意外、実際はその逆で減少傾向にあるんだって。
「年金半分取られたらたまらない!」という夫と「この不景気、離婚しても仕事がない」という妻との思惑がからんでいる模様(笑)

それから病気になって助からないとしたら「痛いのと延命治療はいや」と誰もが思うことでありますが、これも「リヴィング・ウイル」(生前遺言)を公式に作成し家族に預けておけば、自分が突然倒れて意識不明になったときも「本人の意思ですから」との証明になるんだって。

それがないといくら家族が”本人の意思ですから”と口頭でお願いしても、チューブぐるぐるまきになっちゃうのね…

自分で手続きすれば3万ほどらしいですが(弁護士に頼むともっと)、この手続き、去年の4月にスタートした後期高齢者医療制度では75歳以上対象で診療報酬が算定されるようになったとのこと。

やっぱり3万は高いから、成人全般対象にリヴィング・ウイルが診療代くらいで作れるようにしてほしいですよね~。

その他、何かトラブルに巻き込まれたときの相談窓口の紹介などいろいろあって大変勉強になりました。

老いと死は誰にでも必ず訪れるもの。
いつ何が起きてもおかしくない年齢になった今となっては貯金は無理だけど(^^;)老後に向けてある程度の知識は蓄えておきたいと思います。
一応死ぬまで手元に置いておこうかな、この本は(^^;)

おひとりさまの「法律」
中澤 まゆみ 小西 輝子
法研
売り上げランキング: 9773
おすすめ度の平均: 5.0
5 若い世代にもオススメです
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お年玉で買った漫画

この時期、全国の良い子たちはお正月にもらったお年玉で何を買おうかわくわくする時期ですが、私も子供たちに便乗して毎年、年始にはこっそり漫画本を買うことにしています。

今年は年末見た”痛いニュース”で2008年人気漫画ランキング10位に入っていた「聖☆おにいさん」と息子の本棚にあってなんとなく読んでしまっている「デトロイトメタルシティ」の5,6巻にしてみました。

「聖☆おにいさん」の設定がシュール。
天界から長期休暇でブッダとイエスお兄さんが降りてきて、立川のアパートでルームシェアして暮らすというお話です。

棘(いばら)の冠をしているイエスお兄さんはコンビニで女子高生に「ジョニー・デップに似てる」と言われたりします。楽しいことを考えると石や水をパンと葡萄酒に変えてしまいます。
ブッダお兄さんの髪型はあの螺髪(らほつ)で、徳の高いことを考えると頭から後光が射してしまいます。

まー、そんな奇跡を起こしながらストーリーは展開していくのですがユル系映画としてもイケルかなーと思いつつ読みました。

「デトロイトメタルシティ」は松ケンで映画になっているのでDVDで早く観たい!

「聖☆おにいさん」を映画化するとしたら、イエスはオダ・ジョー、ブッダは阿部寛で観たいかも。道元役のつるつる坊主頭も似合ってたし(^^)

ただ漫画としては、設定は面白いけれどストーリーがもうひとつで買うほどのことはなかったな…と思っているところです。
聖☆おにいさん 1 (1) (モーニングKC)
中村 光
講談社
おすすめ度の平均: 4.5
1 わからない
5 面白い
2 正直、切れが・・・
1 うーん
1 どこがいいのか
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羽生さん

羽生善治名人。

将棋界の若き重鎮であるのに、いつも髪の毛がハネていることから、「新しい単位」という本の中で、不名誉にも「だらしない単位」として”1ハブ”なんて使われてしまっていた(笑)

確かに、羽生さんの髪の毛は「床屋に行ってるんだろうか?」と思われる髪型である。

今日、歳末たすけ合い運動をお知らせする羽生さんをテレビで見たが、やはり「自分で切っているに違いない。」という髪型をしていらした。

どう見ても左右非対称、パッツン切り。

年収970万円の質素なJALの社長にも驚きだが、お金持ちだろうに美容院に行ってる形跡がない風の羽生さんにも驚きである。

新しい単位―カラー版 (扶桑社サブカルPB)
世界単位認定協会
扶桑社
売り上げランキング: 21890
おすすめ度の平均: 5.0
5 お買い得。
5 「意味ねぇ」単位
5 1mwm......。
5 シュール
5 安いですから。
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東大合格生のノートはかならず美しい

昨日、息子のテストが最悪の夢を見たのでこんなの買ってみました。

東大合格生のノートはかならず美しい

南方熊楠?と思われるような繊細で緻密でこだわったノートの数々。

だいたいノートというのは買ったばかりの真新しい最初の数ページ目くらいまでは力を入れるものの、そのテンションは普通持続しない。
ゆえにエコに反する「もったいない」ノートがゴロゴロ…というのが凡人ノートの実態ではなかろうか。(そりゃ、私)

ところが東大合格生のノートは最後まで同じテンションで1冊が完成している「迫力の美しさ」なんである。
これすべての東大生に共通していることなんだって。

東大合格生のノートはかならず美しい
太田 あや
文藝春秋
売り上げランキング: 9
おすすめ度の平均: 3.0
2 他の方同様、陳腐な内容でした
2 ありきたり…。
1 だからノーベル賞とれないのか
3 良い部分を探したのだけど
1 お金を払ってまで、読むほどの価値はない!


売上ランキングが9位なのにレビューはボロクソ(笑)人々の屈折した東大羨望が表れていて実に面白い!

誰が何と言おうと東大は受験生のチョモランマ。
ノートを制するものは東大を制す。
受験生がんばれ!
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20世紀少年

22巻は一応「完」の巻なのに、読み終わったけど、「ともだち」の正体がわかんなかった。

あの「ともだち」マスクをいよいよとってはみたものの、顔、整形しちゃってるらしいし・・・一体誰?

さらに「21世紀少年」に続く模様。
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ステキ草食系男子

ステキメガネ男子とステキ草食系男子に弱い私。

引っ越し前に荷物をこれ以上増やさない!
雑誌や本の類も絶対買わない!

と誓ったはずなのに、買ってしまったCREA10月号

だってこの二人の対談が載ってるんだもーん!
    

夢の対談スペシャルって本当だ。どちらも大好き♪
なんか二人、兄弟みたいに似てるよな~。

二人が共演した東南角部屋二階の女は9月20日から。

とてもゆるそうな映画。寝てしまうかもしれないが観るっきゃないだろー♪
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奥田英朗著「ララピポ」

あわわわわ…これどーやって映画化するの?
って私も思いましたが、作者ご本人もそう思われたそうで…

ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)
奥田 英朗
幻冬舎
売り上げランキング: 591
おすすめ度の平均: 3.5
3 哲学をしたい方向け
2 ちょっと辛いストーリー
2 何が、奥田氏に起こったんだろう?
4 トウキョウ、人ガタクサン
4 たくさんの人々


奥田英朗の精神科医伊良部シリーズが好きで、映画となった
インザプールも面白い作品だったので、「あ、これも映画化されるんだ~」と本の帯を見てなんとなく買って読んでみたら、
ひえ~っ!6つの短編すべてが性欲に振り回されながら自滅してゆく者達のオンパレード。

とことんサイテーの人間をよくぞここまで集めましたな~という感じなのですが、それでも地球は回ってる、夜が終われば朝がきてまた新たな一日が始まるし…と主人公達のあっけらかんとした姿が「なんじゃこれ?」の作品です。

13歳のハローワークに書けないような仕事がたくさんでてきます。世の中、いろいろなお金の稼ぎ方があるんですよね。

作中登場の主人公達は、性にまつわるもろもろの仕事に携わる人達なのですが、まーそれを好んでしているわけではなく、ボロボロに傷つきながら仕方なくしているようなところもあってあー哀しいと思ってしまいます。

ララピポとは渋谷を歩いていた外国人が言った
「a lot of people」が「ララピポ」に聞こえたというのからきてます。

うーん、これ映画にしたら当然R指定でしょうね。
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山崎ナオコーラ著「人のセックスを笑うな」

昨日映画の中の「みるめくん」(松山ケンイチ良い!)に萌え~となってしまったので今日はちゃんと小説を買ってもう一度じっくり原作の「みるめくん」に会いたいと思いました。

人のセックスを笑うな (河出文庫)
山崎 ナオコーラ
河出書房新社
売り上げランキング: 1990
おすすめ度の平均: 3.5
4 ファンタジーかもしれない
3 初読ナオコーラ
2 まったりですが、、、
5 「別れ」を切り取った2編
3 読みやすいことが「センス」??

いやはや、しかし、やっぱりこのタイトル、困るよ~。
自分で探せなくて店員さんに聞く時恥ずかしいよ~。

そうは言っても仕方ないから強い気持ちできっぱりと尋ねましたがね。

かつて立ち読みでささーっと読んだときは「なんじゃこれ?」だったのに、今日、読んでみると「なかなかい~じゃん、これ」に変わっていました。

人の小説を立ち読みするな!ですね(^^;)

作品を流れる雰囲気が映画と小説ではずいぶん違ってます。

映画のユリさんは永作博美が演じているだけあって、とてもかわいい大人の女性に描かれていますが、小説のユリさんは太っていてとりたてて素敵そうでもなく、何もできず、子供っぽく、みるめくんのほうがずっと大人びて描かれています。

ゆえに小説のみるめくんはあまりかわいくない(^^;)

最初に「好き」とまず言うのはユリさんで、それに対し
「オレは好きと言われるだけで有頂天になるほど若くなかったし、その言葉を信じるのもばかを見るんじゃないかと思ったので…」と19歳にして悟っている男なのです。

んーーーっかわいくない(笑)

なので私はやっぱり映画の方が好き♪

この作品をよくあ~いう映画にしたな~…そういう監督がまたステキですね。

映画の舞台は田畑ばかりの桐生市でしたが、原作は意外にもユリが住んでる場所が田園都市線のたまプラーザで、アトリエは二子玉川だったのね。

まー、映画を先に見ちゃったからかもしれないけれど、この作品はやはり映画みたいな風景が似合うとも思いました。

ラスト、みるめはユリさんと会えなくなってしまうのですが
「会えなくなれば終わるなんて、そんなものじゃないだろう。」というみるめの言葉で終わるのは原作、映画双方同じ。

この台詞にはグッときましたよ(^^)
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谷崎の陰翳礼讃を旧朝倉邸に見る。

谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を読む。

古来日本人は闇の中に美を見出していたのだそう。行燈の光だけのほの暗い空間でこそ映える、漆器や蒔絵、金銀の糸がふんだんに使われている織物。

これは女の化粧にも言えて、昔の白く塗りたくったおしろいの顔も行燈の光の中ではぞくっとするほどの色気をたたえていたらしい。

それらの日本の美意識が現代の電気照明の元で失われていくことを嘆く作者。

なるほどね~。家を選ぶにも「日当たりの良い南向き!」とかとにかく現代人は明るいことを重要視して、暗さを忌み嫌うようになっている。

昔はこういう暗がりが日本家屋では当たり前の空間だったのでしょう。現代人の私には「暗い…怖い・・・もっと光を!」だけれども。
    

たとえば日本座敷について、谷崎はこう書いています。

もし日本座敷を一つの墨絵に喩えるなら、障子は墨絵の最も淡い部分であり、床の間は最も濃い部分である。私は、数奇を凝らした日本座敷の床の間を見る毎に、いかに日本人が陰影の秘密を理解し、光と影との使い分けに巧妙であるかに感嘆する。
   
なぜなら、そこにはこれと云う特別なしつらえがあるのではない。要するにただ清楚な木材と清楚な壁とを以て一つの凹んだ空間を仕切り、そこへ引き入れられた光線が凹みの此処彼処に朦朧たる隈を生むようにする。 (中略)
そこが何でもない蔭であることを知りながらも、そこの空気だけがシーンと沈み切っているような、永劫不変の閑寂がその暗がりを領しているような感銘を受ける。思うに西洋人の云う「東洋の神秘」とは、かくの如き暗がりが持つ不気味な静かさを指すのであろう。

   
金襖や金屏風なども確かに明るい電気照明の下で見ると時としてその色合いが豪華すぎてどぎつく感じられるのですが、こういうものも暗い中でこそその美しさを発揮するということなのね。

これについても谷崎は
現代の人は明るい家に住んでいるので、こう云う黄金の美しさを知らない。が、暗い家に住んでいた昔の人は、その美しい色に魅せられたばかりではなく、かねて実用的価値をも知っていたのであろう。なぜなら光線の乏しい屋内では、あれがレフレクターの役目を果たしたに違いないから。つまり彼等はただ贅沢に黄金の箔や砂子を使ったのはなく、あれの反射を利用して明りを補ったのであろう。
と書いています。

思い返せば、暗い宿の一室、行燈の灯の下で密会する、映画「春の雪」の妻夫木と錦糸の赤い豪華着物の竹内結子のラブシーンが一際美しく見えたのはあのぼわ~っとした明かりのせいだったかも~。
あのシーンはラブシーンベスト10に入るくらいとてもキレイでした。

私が、メニュー読めなくても暗いレストランが好きなのは肌のたるみや衰えといった加齢を隠すためなんだけど、それだけじゃなくて私の中にしみ込んだ日本人としての暗闇萌え~♪によるものだったのかしら(笑)

そういえば旧朝倉邸がある坂は昔「暗闇坂」と呼ばれたところ。よっぽど鬱蒼としていたのでしょうね。そこに敢えて邸宅を構えるというのは陰翳があってこその日本家屋ということを当主が熟知されていたのでしょう。
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世田谷ライフ~イタリアン特集~

最新号の世田谷ライフが発売されました。
世田谷イタリアン特集。

おすすめナポリピザの店、246沿いのフォルツァナポリも紹介されてました。
生地がモチモチのナポリピザ、サイコ~!

ローズさんインタビューの明大前NYカップケーキの記事も載ってます。

    

行ったことのあるお店ばかりで読んでて楽しい~♪
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氷の華、一気読み!

おはようございます。
夜更かしをして今頃起きた私です(恥)

ミステリーはこれだから私にとっては手にとってはいけない本なのです。
とにかく何もできなくなってしまいます。
アガサ・クリスティやコナン・ドイルに夢中の頃は勉強ができませんでした(笑)

学生時代、朝から晩まで本ばかり読んでいた母は嫁に行くとき、実家の父から
「結婚したら本は絶対読むな!夢中になって家事しなくなるから。」と言われたそうです。

確かに…ミステリーなんて読み始めちゃうとホント家事どころではないもんね。

氷の華」は私好みのミステリーでした。
    
     
私の場合、「どうやって殺したか」より「なぜ殺したか」に重点を置き、人間の感情がネチネチドロドロと描かれている方が好み。

どういうトリックで殺したかなどはっきり言ってどーでもいい。ピアノ線とか釣り糸とか出てくるともう読むのが面倒くさくなっちゃって(漫画「名探偵コナン」)

犯人が殺された人と縁もゆかりもなく、ラストに唐突に出てくる宅配のお兄ちゃん(確かパトリシア・コーンウエルの何か)だったり、というのも私的には「え~!それって反則」なのです。

犯人は小説の最初から登場していて、でもそれが誰かわからないというのが良い♪だから横溝正史シリーズは結構ツボでした。

この「氷の華」も殺しの動機は女ならではのドロドロとした感情。最初から”殺した人”は主人公とわかるのですが、実はその背後には何者かによって周到に計画された策略があり…
と最後まで飽きることなく楽しめました。

「こいつが怪しい…」と思っていたのが大いにハズレたというサプライズもあったし。

これが処女作?うまいよな~。

2夜連続のドラマは@テレビ朝日
幻冬舎文庫原作で女のドロドロでドラマはテレビ朝日というのは「四つの嘘」と同じですね。

米倉涼子の夫が堺雅人か…原作では精悍なスポーツマンタイプの営業マンだったので佐藤浩市あたりかなと思っていましたが、設定も事務機器メーカーからドラマは病院の医師ということに変えてあるのでそれもありかな。

殺された関口真弓は地味で醜貌たる人物として登場しているので、この役一体誰がするんだろーと思っていました。

「あの人は今?」の葉月里緒菜も出演なんですね。

主人公が旧家のセレブ奥様という設定なので、豪邸仕様のインテリアや米倉涼子の華麗なるブランド尽くしファッションにも注目したい☆
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ただ今夢中で読書中!

幻冬舎さんからせっかくプレゼントしていただいた「四つの嘘」をボロクソに書いてしまったのに気が引けて、今日同じく幻冬舎さんから出ている天野節子著「氷の華」を買ってみました(^^;)

amazaonでも「四つの嘘」を買った人は合わせて「氷の華」も買ってるってなってたし。

テレビで「氷の華」ドラマ化、主演米倉涼子(ドラマ「黒革の手帳」の米倉涼子はサイコーでしたね。ドンピシャのハマり役!米倉は松本清張に女にしてもらった感じです)…となっていたので私はてっきり松本清張原作かと思っていましたらこの本を書いた天野節子さんという方は60歳でこの本を書かれ、なんとこれがデビュー作なんだとか!

最初は自費出版で出した作品らしいです。

これが、まー面白くて、面白くて、止められない、止まらない!結末、早く知りたい!
”女松本清張”と言われるのもよくわかります。

主人公の女性はホント米倉涼子でバッチリという感じなのでドラマも楽しみ!

ということで、また読書に戻ります。

あ~今夜は眠れない。
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四つの嘘(読書感想文対象外作品)

昨日はソフトボール決勝があったのでドラマは録画。まだ観ていませんが、原作はだいぶ違ってるように思います。

少なくとも満喜子の夫(渡辺いっけい)浮気事件など出てこない。ネリ(高島礼子)の教授選やストーカー被害もなし。
物語の後半、中心になる人物は満喜子の家の家庭教師君で、いきなり刑事事件に発展するような驚くべき展開になるのだけど、それってドラマで描かれる部分なのか?

まさかあの時間帯ドラマでさすがにあれはないよなーとも思うし。

ドラマだと詩文は天然”魔性の女”(ただそこにいるだけで男が寄ってくる色気保持者)という描かれ方のようですが、原作では狡猾で手練手管を使い、幸せな人から男を奪うというサガを持った痛々しい女として登場。

そしてそれは17歳の自分の娘の好きな人にも向けられるのですから、あわわわわ…そんなのあり?なのであります。

白髪まじりの41歳の母親が17歳の娘に泣きながら
「娘と張り合わないでよ!」と言われても、狙った男(大学生だよ…)はロックオン。計算づくで猛突進…もしかして、これはサイコホラー?

ドラマの中でも原作でも高校時代、詩分は美波の彼(仲村トオル)を奪った設定ですが、輪廻再び、原作ではさらに詩文の娘冬子が美波の娘彩の好きな男の子を奪っているという事実も判明。

そのショックで彩はアメリカに行くことになったという設定にもなってます。

満喜子も自分の17歳の娘に対して正直であろうと
家庭教師(原作では娘のフランス語の家庭教師)に恋をし関係を持とうとしたこと、お父さんとは好きでもないのに見合い結婚したことなどを涙ながらに臆面もなくゲロゲロと告白し、「だからあなたには好きな人と結婚してほしいの」なんてアドバイスする始末。
原作ではそれで母と娘の絆が深まった…一件落着みたいになっているんだけど…

こら~っ!娘はあんたの友達じゃないっつーの!

ど~なってるの?この小説の中の母と娘は?????

さらに、今41歳で見合い結婚って…それって何時代?
もしかしてこれは母の時代の話なのか?

注目すべきは作中の登場人物4人の家族関係が、独身ネリを除いてすべて母と娘という構成になっていること。
複雑な母と娘関係(1つ屋根の下で実母と養母と共に暮らす)の中で育った大石静が書いたNHK朝ドラの「オードリー」(すごくつまんなかった)は彼女自身の物語だったようですが、「母と娘」は彼女の永遠のテーマなのかも。

ドロドロの中にも一寸の美学のようなものがあれば「読んでよかった」となるのですが、見出せなかった私はこの小説の読者失格ですな。

でも結論としては4人の生き方、全員違うけど、”みんな違って、みんないい”という金子みすず的見解に落ち着いています。

レビューの評価も高いようですね。

四つの嘘 (幻冬舎文庫 お 20-3)
大石 静
幻冬舎
売り上げランキング: 115
おすすめ度の平均: 4.0
5 女たちの人生
4 オンナのための小説。
5 女性の性
3 一気に読んでしまった・・・
4 どろどろ、ざらざら、でも、元気になれた。
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「四つの嘘」がキターーーーーッ!!!

セックスアンドザシティの試写会応募のためのデコハガキを無駄にした私ですが、
懸賞クィーン、カイナさん(元ちーたんママ)の
「その意気込みがあればきっと当たる」の言葉を信じ
送ったデコハガキ「四つの嘘」文庫本プレゼント。

前回と同様、新聞の写真部分を切り取り、糊づけ&クーネルシネマハンコで「ドラマも楽しみに観てるので是非とも読んでみたいで~す!」の吹き出しつき、というのにしてみました。

そしたらなんと当たったよ~っ!!!(感涙)

昨日、幻冬舎から届きました☆
     

いいぞ、いいぞ、ついてるぞ。
アンテプリマのバッグもこの調子で当たってしまえ~いっ!
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夏の庭

夏休みに入り、拙ブログの検索ワードに「西の魔女感想文」が常に上位ランク入り。
こら~っ!感想文くらい自分で書かんかい!
な~んて、実は子供の感想文を書くためにお母さんが検索していたりして(笑)

私の感想はあまり役に立たないと思いますが、あしからず(^^;)

さて、今日の本は「夏の庭」。
こちらも小学生の夏休みの読書感想文向けです。

夏の庭―The Friends (新潮文庫)
湯本 香樹実
新潮社
売り上げランキング: 493
おすすめ度の平均: 4.5
5 いい本です
5 少年たちの宝物
5 スタンバイミー
5 終戦記念日のころに読んでください。
5 子供から大人までおすすめです


世捨て人のような生活を送る一人暮らしのおじいさんと
「人が死ぬのって見たことないよな」ということから始まり、近所に住む爺さんを「もうすぐ死にそうなおじいさんだから」と勝手に判断し、「おじいさんが死ぬまで観察しよう」と妙な計画を立てる小学6年生の男の子達。

不純な動機がきっかけですが、ここで縁もゆかりもない者同士に接点が生まれます。

不思議ですよね。
掃除もせず、食べ物にも関心がなく、何が楽しいのだかもわからず、ただ息して日々過ごしているだけだった爺さんが、子供達に「見られてる」と意識したとたん、急にシャキシャキと動きだす。

一日中することもなく、夏でも炬燵でテレビをぼーっと観ていた爺さんが部屋を片付け、身ぎれいにして買い物に出かけ料理も作るようになるんですもの。
人に関心を持たれることがこんなにも「生きる力」になるんですね。

そして幼い子供たちもそんな爺さんの手助けをするようになることで一回りも二回りも成長していくんです。
人ってどんなに小さくても、誰かの役に立ちたいって思っているものなんですよね。

そしてそのことで生きる喜びを感じる。

人という字は支え合ってできてている…という金八先生の言葉を思い出しましたよ。

とてもステキな本でした。
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心にナイフをしのばせて

韓国ドラマのリメイク「魔王」。
中学時代、同級生を刺してしまった少年Aが無罪になり過去を消して刑事になっている(刑事になんてなれるのか???ここははなはだ疑問)。弟を殺された兄は弁護士になり少年Aに復讐していく物語。

ドラマは勿論フィクションですが、この本はリアルです。
そして加害者に天罰はくだらない。

心にナイフをしのばせて
奥野 修司
文藝春秋
売り上げランキング: 32020
おすすめ度の平均: 4.0
5 心にナイフをしのばせて
3 本の方向性に、疑問を感じる
5 ハッピーエンドは?
4 視点
4 読後感は悪い。しかし、


私は知りませんでした。日本中を震撼させた酒鬼薔薇事件の28年も前に、高校1年の同級生をメッタ刺しにし首を切り落とした事件のあったことを。

そして殺された被害者家族は30年間、苦しみ続け生き地獄のような日々を送っていながら、加害者少年Aは過去をリセットし名前を変え、大学を卒業し、弁護士となり、結婚し、今や地元の名士として弁護士事務所を構えながら生活していることを。

著者は元少年Aの弁護士事務所の前にツツジの植木鉢があることに、ショックを受けます。
なぜならかつて彼が同級生を殺害した場所はツツジ畑だったからです。

いまだに被害者への謝罪の言葉はないそうです。

被害者家族は30余年前の悲劇から時が止まったように、決して癒されることがない人生を送っているのに、加害者は全く別の人生を意気揚々と歩んでいるという矛盾。

この本に救いはありません。
「天網恢恢疎にして漏らさず」というのは映画やドラマの中だけの話し、神も仏もあるものか!と絶望的にもなります。

それなのに、被害者家族は言うのです。
「加害者を恨んだことはありません。自分たちの家族を回復させ、本来の姿を取り戻すことに精一杯で、加害者を恨む余裕なんてありませんでした。」

ううう…この気持ちどうしたらいい?
「お願い、魔王!この家族のために復讐してくれ!」と思わず言いたくなってしまった本でした。
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西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ (新潮文庫)
梨木 香歩
新潮社
売り上げランキング: 14
おすすめ度の平均: 4.5
5 アイ・ノウ
4 「最後の3ページ」
5 著者の最高傑作!
4 ポイントは想像力!?
5 読後感がスゴイ☆

裏庭に植えられたハーブ。小さなサンルーム。
レタスとキンレンカと炒り卵のサンドイッチ。
木イチゴ、野イチゴで鍋いっぱいの手作りジャム。
ラベンダー畑に広げられた洗濯したての真っ白なシーツ。
ボールいっぱいに摘んだミントとセージにお湯をかけて作る草花の虫よけ用ミント&セイジティー。
マッシュルームと赤ピーマンとベーコンのキッシュ。

あ~…美味しそう。
色と香りが文章から漂ってくるようです。
そして映像が浮かんでくる…映画化されたのも頷けます。

馴染めない中学の生活から少しお休みして田舎のおばあちゃんと一緒に暮らすことになった主人公まい。
「扱いずらい子」と言ったお母さんの言葉に傷ついているまいを常に「とてもステキな私の孫!」とまるごと受け止めてくれるおばあちゃん。
そんなおばあちゃんとのやりとりの中でまいは少しずつ強くなり成長していきます。
思春期真っ只中の若く固く真っすぐなまいとそれを温かく包みこんでくれるおばあちゃんとの会話は心に沁みます。

別の中学校に転校しようかと悩むまい。
でもそれは本当の問題から目をそらし、敵前逃亡みたいで後ろめたいというまいに
おばあちゃんがこう言います。
「自分が樂に生きられる場所を求めたからといって後ろめたく思うことはありませんよ。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって誰がシロクマを責めますか。」

そうだよなー。

合わないなーと思ったらさっさと見切りをつけてそこから去るのも1つの解決方法。
「もうちょっとがんばりなさい」「少しくらいのこと我慢しなさい」という大人の鈍感な判断は時として素直な子供を追い詰めることにもなりかねないものね。

私自身、大人になった今も楽しくなかったらさっさと逃げ出すタイプだから(笑)

親以外に「人生」を語ってくれる「西の魔女」のような大人がいてくれると子供の人生さらに豊かになりますね~。

アイ・ノウ
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なんとなくクリスタルに余命半年「象の背中」

秋元康著「象の背中」をブックオフで買って読む。以下超ネタバレです。
象の背中 (扶桑社文庫 あ 11-1)
秋元 康
産経新聞出版
売り上げランキング: 20673
おすすめ度の平均: 3.0
4 死と生と時間
2 女性受けしない素材です
1 理想の女性とは、そういうものですか??
1 全く心に響きませんでした
5 いろいろな意見がありますが・・・


肺がんで余命半年と宣告された48歳の主人公。残りの短い人生を悔いなく生きたいと延命治療の一切をしないことを決意する。彼が考えたことは死ぬまでに会っておきたい人に会うということ。

中学の初恋の人に会いに行き、仲違いしたままの高校の友人に会い、大学時代につき合っていた元カノと会ってまた寝ちゃったり、会社の同期で一度きりの関係を持った女性にそろそろ結婚する年頃の自分の娘がいると告げられその娘とお茶したり、かつて仕事でかかわり倒産に追い込んでしまった社長に当時のことを謝罪して蹴られたり…

末期癌で身も心もボロボロなのに、仕事をしながらかつての友人や恋人に会いつつ、長いつきあいの現在の若い愛人宅にも足繁く通う。そんな忙しくも充実した日々。

息子にも愛人を紹介し「魅力的な人だね」と言わせ、さらにこの息子も父抜きで父の愛人に会ったりするようになる。妻も「知ってましたよ。あなたに好きな人がいるってことは。でもあなたをとても愛してますよ」と大層ものわかりがよい。


ありえない…(笑)あまりにもめちゃくちゃだよ、これは(^^;)

とはいえ、末期癌という設定自体が既にそれだけで号泣もの。告知されとまどう主人公の描写には泣けました。
電車の中で読み始め一瞬にして電車の中で泣きました。
ブックオフに売った元持ち主も泣いたようで文庫本9ページ目が涙のあとでヨレヨレになってました。

その後の「彼が死ぬまでにしたいくつかのこと」にはあんまり共感できなかったけど…

さすがグルメの秋元康ですから人と会うときのお店のチョイスも実在のバーやレストランの名前がこれでもかというくらい登場し、ちょっとしたグルメ本。

さらに元おにゃんこの奥様麻巳子夫人が「お取り寄せ」本を書いているだけあって、こだわりのお取り寄せの品々も登場。

愛人がホスピスに入った主人公を見舞う(奥さんがいるときに堂々と登場)ときの手土産は銀座デルレイのチョコですもん。

この本を読みながら私は1980年に話題となった田中康夫著高級な店が文面にズラーっと並ぶ「なんとなくクリスタル」を思い出しました。
あの頃クリスタル族だった人が48歳になって末期癌、というイメージです。

主人公は会ったすべての人達に自分はじゅうぶんに愛されていたという満足感いっぱい「わが人生に悔いなし」と48歳の生涯を閉じます。

「冷静と情熱のあいだ」が男側、女側からの視点で2冊書かれたように、これは「たぬきの腹ん中」という題で林真理子あたりに妻側バージョンを是非ともお願いしたい。

そうしないと私の腹の虫がおさまらない!(^^;)
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金城一紀「映画篇」

ある街の地区会館で「ローマの休日」が無料上映される。その日、その映画に足を運ぶことになる何組かの人々の心あたたまるそれぞれの物語。

映画篇
映画篇
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金城 一紀
集英社
売り上げランキング: 16790
おすすめ度の平均: 4.5
4 湘南ダディは読みました。
5 人生における指南書。
5 すごくよい!
5 ここ何年かで一番泣けた本
4 さわやかに涙


「GO」や「レボリューションNo.3」などエッジの利いたスピード感のある金城文章が好みの私には最後まで物語の世界に乗りきれない部分がありました。
作者「重松清」となっていても気づかなかったかも~(^^;)
ほろりとさせられるところは山本周五郎賞ジャンル?

彼の二作目「対話篇」のVOL.2という感じ。
装丁も同じ気がする…

「対話篇」を読んだときは「この人、こんなタッチでも書けるんだ!」とまさにサプライズでしたが、実は記憶に残っているのは最後の短編「花」だけ(^^;)
これは号泣したような気がします(というのもうろ覚え)
確か大沢たかおと柄本明で映画化されているはず。(観てないけど)。

今回は「映画」をテーマにしていたのでもっと面白いかなーと思っていたのですが結構淡々と読んでしまいました。
個人的には「おばちゃんライダー」篇が好み♪

とは言え、いろいろな作風の本が書けるというのは作家として素晴らしい!の一言に尽きます。

彼は相当な映画好きなんですね。
読みながら映像が浮かんでくるような文体もそのせいかな。
だから「SP」のような面白いドラマも描けるんだ!と深く納得した次第。

「SP」の続編がと~っても楽しみです。
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”書くことが好き!”が伝わってくる雑誌Shufdas2008

プロのライターをめざす講座、リビング・エディターズ・トレーニングシステム(LETS)の1期生が卒業制作として作った
Shufdas。これって主婦が出版した(出した)って意味?
    

先週イベントでお会いしたささらさんがその1期生であることを知り「ぜひ読んでみたいわ!」とお願いして早速送っていただきました。

皆さんの「書くことが好き!」パワーと将来への前向きなチャレンジ精神がダイレクトに伝わってきて「感動だわ~」としみじみじっくり読みました。
素晴らしく充実した内容です。

ボキャ貧で申し訳ないですが「スゴイわ~」の一言。

子育てに忙しいママも朝3時(!)に起きて課題に取り組んだり、出産を控えてお腹が大きくてもがんばるママライターや日々の生活で自分が考えていることを発信したいという熱い想いで仕事と両立しながらライター修行に励んでいる人など、エピソードを読むと、パート仕事にブツブツ文句言いつつ、ダラダラと食っちゃ寝している自分の身が引き締まる思いでした。

そんなライターのささらさんに
「クーネルシネマさんのブログ読んでて、ライターさんかと思いましたよ」と身に余るお言葉。うれしいです。

いいえ、私はただの平凡な主婦だす(笑)

でも、ブログを書いている人はきっと皆書くことが好きなんですよね。

ブロガー主婦はよく書き食う主婦だ

お後がよろしいようで(^^;)
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美味しそうで思わず手に取りました!

東急沿線情報誌、SALUS

何年か前から格段に洗練されたものになりましたね~。大ファンです。1つの駅にしぼって特集する街シリーズは特にお気に入り。

紹介されるカフェやレストラン、お料理の写真もとてもキレイでつい行きたくなってしまいます。

表紙もいつも美味しそう!
5月号はパンケーキ!既に残り少なくなっていたので思わず駆け寄ってゲットしました(^^)
   
こちらのパンケーキは横浜、元町にある
パンケーキ・リストランテ モトヤのものだそう。
こちらも行ってみた~い!

元町、外人墓地、港のみえる丘公園とくれば学生の頃の定番デートコースでしたねえ。日差しの暖かな今の季節は特に最高ですね。
このGW、20何年ぶりに行ってみようかな。
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子供が家族ブランドのシンボル?

「下流社会」でも作者三浦展が
上流、下流に分けるだけでは飽き足らず、女性を
①お嫁系②ミリオネーゼ系③かまやつ女系④ギャル系⑤普通のOL系などと分類していましたが今週号のAERAは細かくママを分類です。

タイトルも煽ってます。ママカースト制の地獄

フジテレビで放送していたドラマ「暴れん坊ママ」というのはこのママカースト社会を描いたものだったそうな。
へ~知らなかった。

曾祖父の代から高級住宅地の豪邸住まい。母校である有名私立小の父母会で役員を務める華麗なる妻族から激務の夫は育児ノータッチ。パートかけもちきりきりママまで全12種類。

よくぞここまで分けましたねえ。
(その他、ちょこキャリマダム(都心の一戸建てでお教室)、駐妻(銀行員の妻限定、でも帰国したら格下げ)、ケイコとママ(子供二人は私立小。習い事5つ以上)、バリキャリ母(夫婦とも一部上場企業勤務。週末の家族団欒は高級レストラン。)、娘専属スタイリスト(雑誌の街角スナップに登場)、バブリンガル(夫外資系で海外旅行年2回、英語教育熱心)雁の群れーゼ(ホームパーティー好き。ボスを筆頭に団体行動。夫影薄。)、スローマザー(子供服は綿や麻の手作り。雑穀弁当を子供に持たせる。)、おのぼり母(地方出身でグルメ、受験情報に疎い)肝っ玉母ちゃん(夫ガテン系またはシングルで子供3人。公園や児童館に長時間滞在)など)

昔は夫の職業によるパパカーストに連動ということになっていたようですが最近の事情はちょっと違うらしい。

家族ブランドのシンボルは今やパパから完全に子供にとって代わられたそうで
大企業に勤めるステータスより、子供の成功こそ家族の幸せにつながると父親たちも思い始めているらしいのです。

なるほど~本屋でよく見かけるようになった受験情報雑誌も実はお父さん対象になっているというのも最近知りました。

お父さんとお母さんのメンタリティーが似通ってきているのでしょうか。
娘におしゃれさせて「かわい~」と言われるのが幸せ、授業参観のオシャレに気を遣い、他の父親のファッションもチェック、なんてパパのコメントが載っていました。

もう完全に女目線…(^^;)
それもこれも皆、かわいいわが子のためなのです。

いや~期待される子供って大変ですね。

でも正直、私も人様の何がうらやましいかというと、
小学校からずーっと公立または国立で塾にも行かずに大学も国立という、お金がかからずとても優秀なお子さんをお持ちの方がホントにとーっても羨ましいです。
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私は美人

「まあ図々しい!」と思われた方もいらっしゃることでしょうが、実はこれ本のタイトル(^^)
ベストセラー「負け犬の遠吠え」の著者酒井順子作品です。
またまた女が思わず手にとってしまいそうな扇情的タイトル。彼女、策士よなあ。
  
私は美人 (朝日文庫 さ 36-1)
酒井 順子
朝日新聞社 (2007/11/07)
売り上げランキング: 9735
おすすめ度の平均: 5.0
5 ブスの消滅


世の美人を「ヤンキー美人」「よく見りゃ美人」「元美人」「田舎じゃ美人」などおよそ20種類にカテゴライズし、それぞれに彼女の知見を披露していますが、相変わらず思わずプププ…と笑ってしまう軽妙洒脱な文章。

でも私が「おお!」と注目したのは別のこと。

最終章で「日本海側美人の産地、美人が一番多いのはどこだ!?」調査に男性編集者と二人で繰り出すのですが、男性のほうが酒井順子の5割増し「美人認定」をしているのです。

同性を見る目がいかに厳しく、異性を見る目がいかに甘いか、如実にわかる結果となっています。

先日私が見た舞台「キル」。私も感想を書きましたが、同じように舞台の感想を書いている男性のブログを読んでみましたら、
「妻夫木のしゃべりが気に入らない。舞台むきではなくがっかり。それに比べて広末の芸達者なこと。何を演じても彼女は美しくてサイコー!」
なんて書いているではありませんか(笑)

私の真逆だよ(^^;)

女性は同じ女性に対し皺の1本シミの1つも見逃さず厳しい査定をしますが、男性は女性の評価が超甘い。

私はエラそうな態度も相まって50歳近くに見られることもしばしば(ちょっと若く見える50歳、などと娘は言います)なのですが、学生時代のサークルの仲間に会ったとき、男性陣から「35歳くらいに見えるよ~。若いな~!」なんて言われちゃって超ご機嫌♪あの言葉は衝撃的に新鮮でした。

同性と異性の見た目診断、その差一回り以上ですもん!

林真理子が女が美しくなるには男性の褒め言葉が必須!と言っている理由がよくわかりました。

「食べ過ぎなんだよ!」とか「みごとに腹出てるな~」としか言わない夫と暮らしてるから私はほっそり美人になれないんだよなあ。
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下流社会 第二章

ミセスが選ぶBOOK大賞ベストセラーの予感ノミネート作品第三弾!
下流社会 第2章  なぜ男は女に“負けた
三浦 展
光文社 (2007/09/14)
売り上げランキング: 11229
おすすめ度の平均: 2.0
4 感情的な書評の理由:痛いところを衝かれて逆上している読者が多い?
5 自分さがしブームの罪悪をつく
1 興味を惹いたのは


内田樹の「下流志向」と山田昌弘の「希望格差社会」は読んでいたのにベストセラーとなった三浦展著「下流社会」は読んでなかったのでまずはそちらから読んでみて

なるほど。結構データーが多くて、しかし、それにしてはそんなに膨大な数の調査をしたわけでもなさそうで、これでそこまで言いきっちゃっていいのかい?的な感じがありましたが、「下流」という言葉が流行語になったようにキャッチーな表現も多くベストセラーもうなずける一気読みできる本でした。

「下流ほど自民党とフジテレビが好き」なんだそうです。
私、朝からフジテレビ(^^;)めっちゃ下流です。

今回ノミネートされた本はその第二弾。

この本の中で大変興味をひかれたのは
「下流の自分探しを仕組んだビジネス」というタイトルの第4章。

中田英寿がサッカーを辞め「自分探しの旅にでる」という言葉を残しマスコミの前から姿を消しましたが、彼は今どの辺を旅しているのでしょうか。

娘の小学校の同級生でもエスカレーター式に大学に行けるのをけって「自分探しをする」と旅に出た子がいました。

そんな「自分探し」という哲学的で魅力的な言葉につけこんで若者を下流化させる原因を作っているムーブメントがあり、それが驚くくらい急速に人材派遣会社を成長させているという背景があるそう。

「好きを仕事にする」だとか「私らしい仕事」などと甘い言葉にのせられて、「好き」を求めて離転職する人種が開発された、と著者は言います。

しかし実際のところ、私も派遣会社に登録しているパート主婦ですが、安い賃金でこき使われ派遣会社を儲けさせてるだけ~ってのが現実でしょうね。

自分が上流であるという階層意識のある人ほど(正社員管理職など)「自分らしさ」志向は少なく、下流にいくほど「自分らしさ」志向が強くなるというのもなるほどな~と思いました。

あと面白かったのは第5章「心が弱い男たち」

ここでは37歳危機説を唱えています。
ニートでもフリーターでも35歳だとまだまだ若いという感覚があるものの、37歳になるとぐっと40代に近づく感があり、ふと正社員の同級生をみると出世したり、マイホームを建てたりという格差が歴然と出てくる。

好きでフリーター、ニートになっていようと周りと比べてみると平常心でいられるわけがない。
焦るし自分の状況を人のせいにもしたくなるだろう。

ということでプッツン切れてしまう人もいるというのが著者の意見。

なるほど池田小事件の宅間守も37歳、奈良の小1少女連れ去り事件の小林薫も36歳。

そういえば、最近の怖い事件、スポーツクラブ銃撃の容疑者も37歳でした。

この手の下流もの、格差ものは面白いけど恐ろしい。
読めば読むほど
「うちの子供たちの将来は大丈夫かしら…」と不安にかられます。
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人間の関係

ミセスが選ぶB00K大賞ベストセラーの予感第二弾です。

人間の関係
人間の関係
posted with amazlet on 07.12.11
五木 寛之
ポプラ社 (2007/11)
売り上げランキング: 273
おすすめ度の平均: 4.0
4 今度は「縁」というタイトルで書いてほしい
4 今日の答えが明日も正しいとは限らない


帯には”人は「関係ない」では生きられない。”とあります。
出版社は今年の流行語も織り交ぜて最初からベストセラーにする気満々ですね(^^;)

本の帯にどんな言葉を載せるかで売り上げが全然違ってくるそうです。
有名な「セカチュー」も確か某タレントの言葉の帯がブレイクのきっかけになったとか…

五木寛之75歳。人生指南の書を書くくらい老成し、既に悟りの境地に達しているといった佇まい。

上野千鶴子のおひとりさまの老後がなんか素直に読めなかったのに比べ
こちらの本はどの言葉も優しく慈愛に満ち、すべてをあたたかく包み込むような表現にあふれています。

世知辛い世の中で忘れかけている大切なものを再認識させてくれる本です。

憂と愁は人生の贈りものという章は特によかったな。

年をとればとるほど憂と愁の感情と付き合うことが増えていくことでしょう。この感情をとりこめてこそ味のある人間になれるような気がします。

長い夜にゆっくりと味わいながら読みたい本です。

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おひとりさまの老後

なつかし~上野千鶴子。彼女の過激な表現が昔ちょっと好きでした。

おひとりさまの老後
おひとりさまの老後
posted with amazlet on 07.12.05
上野 千鶴子
法研 (2007/07)
売り上げランキング: 51
おすすめ度の平均: 3.5
3 うん、なんだかな???
1 特に期待もなかったのでがっかりもしませんでしたが・・
3 人間はこわれものという前提

普通に考えて女のほうが長生きだから、たぶん私もおひとりさま老人になるのでしょう。

キャリアもその過程で培った人脈や資産もある上野千鶴子さまのようにはいかないまでも、私も私なりに楽しい老後シングルライフを送りたいと思います。

元気に老後を送りPPK(ぴんぴんころり)が理想ではありますが、死はゆっくりと訪れるものであり、その前に介護される側になるということを誰もが考えておかなければならないんだな~とこの本を読んで改めて認識。

そうなるとやはり自分名義の相当な貯えが必要で…自分のことをとても心配してくれる友達も必要で、そのためには日々友達関係もマメにメンテナンスすること!など、この本を読んで浪費家でズボラな(20年も「今年こそ会いたいですね!」と年賀状に書いている)自分の末路がとても不安になってしまいました。

学者がわかりやすく面白く書こうと思っても、言葉の端々に象牙の塔からの上から目線?を感じちゃいました。
昔からフェミニストについて回る肩肘はって強がってるイメージも拭えません。

同じテーマで是非さらりとした負け犬、酒井順子に書いてほしいぞ~と思いました。彼女のタッチで読んでみたい♪

amazonのおすすめ度は今ひとつで、私も上野千鶴子よりレビューの方が大いに共感したのですが、それでも売れてますね~。売上ランキング51位とは!
やっぱりベストセラーの予感

BOOK大賞投票はこちら

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ジャニーズ事務所の方針なのかあ…?

亀田マターのコメントが痛快で、ときどきブログをのぞいていた小田嶋隆のテレビ標本箱を読みました。

テレビ標本箱 (中公新書ラクレ (231))
小田嶋 隆
中央公論新社 (2006/11)
売り上げランキング: 8930
おすすめ度の平均: 4.5
3 ナンシー関の偉大さをあらためて実感
4 テレビの隠された真実
5 テレビっ子必読


今は亡きナンシー関の、似顔絵消しゴム版画とともにくりだされるパンチのきいたテレビ評論までにはちょっと及ばないのだけどなかなか面白く読めました。

芸能界ご意見番の和田あきこは「毒舌」「本音」を売り物にしていながら実はいつも強い者の味方だとか、ボクサー亀田一色TBSのことももちろん書いてあり胸のすく思い(^^)

その中で、NHK大河ドラマ「新撰組!」のHPについてふれていたのですが、ジャニーズ事務所って、所属タレントの肖像権を保護するために、顔写真をインターネット上で公開することを基本的に許可していないらしいですね。

(CMで契約している場合はこの限りではないそう)

ということで当時「新撰組!」のHPでは、トップページ、隊士がカメラ目線で勢ぞろい、という絵であるにもかかわらず主役である香取慎吾が映ってないし、登場人物の紹介コーナーでは近藤勇の欄だけシルエットになっているというなんとも摩訶不思議なHPだったそうです。

見たかったな。

では昨日から公開のドラマ、岡田くん主演のSPのサイトではどうなのでしょう?

と覗いてみたら、ほんとだ~堤真一と真木ようこは写真だけど岡田くんは写真イラスト加工になってる~。(”人物調書”参照)

ジャニーさんの方針は結構徹底してるんだな~。
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とりあえず買ってみました

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
福岡 伸一
講談社 (2007/05/18)
売り上げランキング: 5
おすすめ度の平均: 4.0
4 少し物足りないが
3 もう少し新味があれば
5 文系人間こそ,読むべき本


昨日、王様のブランチでも福岡伸一出てました。
松田哲夫もよしもとばななも内田樹も茂木健一郎も推薦してるから、とりあえず買ってみました。

福岡伸一、爆笑問題に「くいだおれ人形」そっくり!
って言われてました。確かにとても似ています(^^)
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コニコの喫茶店

今日はシカゴ仲間&ブログ仲間のコニコさんのお宅に遊びに行き「爆問のニッポンの教養中沢新一編」のビデオを鑑賞。コニコさんの手作りアップルパイハーゲンダッツのビターキャラメル沿え。このマッチングはサイコーです。美味!マジ、マイウ~です~☆
       

そうそう、爆笑問題のニッポンの教養、本になってます。

爆笑問題のニッポンの教養 現代の秘境は人間の
太田 光 田中 裕二 中沢 新一
講談社 (2007/09/27)
売り上げランキング: 4573

まず私は本から読んだのですが、番組と同じ内容!とても面白い!おススメ~♪
この本の最初に太田光が「爆問学問のすすめ」というプロローグを書いていて、これは思わず「うまい!」とうなってしまう内容です。

中沢新一の多摩美の研究室が全部アボリジニの聖地エアーズロックの色に染めて赤茶色!というのがスゴカッタわ~。

他にもコニコさん宅で見逃した回を何本か観ましたが、太田が「なぜ学問をするか」という問いに対し、福岡伸一
「それは自由になるため」と答えていたのも印象的でした。
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サロネーゼも辛いよ

自宅を開放して”お教室”を開いているサロネーゼ。
これからサロン経営を計画している人は、どんな生徒さんが集まるのか不安とおっしゃる方も。

その点は、マダムもプロのコンサルタントに相談したところ、これはもうある程度の授業料をお支払いただくということでクリアーするしかないといわれたそうです。

サロンにもKYの法則があるのか、自然と雰囲気に合わない人はいらっしゃらなくなるそうです。中には自宅のモノがなくなっていたりなど被害に遭うサロネーゼもいらっしゃるようですが、そういった問題は幸いマダム市川サロンでは今までなかったようです。

とは言え、マダムも決してここまで順風満帆にきたわけではなく、サロン立ち上げ当初は落ち込むことだってあったとのこと。

「日々の生活を素敵に暮らす」といったアイデアは主婦の仕事の延長上にあること。教えるのに特に資格が必要ということもありません。
時には「主婦の井戸端会議で話すことを教えてお金とるなんて」とか「誰誰さんのパクリ?」的な意地悪な言葉を受け取ったことも…。

そんな女の意地悪に腹を立てることもなく、さらりとかわし…といったさわやかな性格もまた人気サロンを続けていらっしゃる秘訣なのだと思いました。

つい先日読んだばかりの内田樹著「村上春樹にご用心」の中にも、「批判されることについて」という章があってこんな風に書かれてます。
批判に対してさらに反批判するというのは一種の「地獄」である、と村上春樹は書いていた。
 「ものを書く」というのは、「バーを経営する」というのとそんなに変わらない、というのが村上春樹の考え方である。
 店に来た客のうち、「あ、この店いいな、また来よう」と思うのは十人に一人くらいである。(中略)
 来る人は来る。来ない人は来ない。
 そういうものである。


マダム市川もほとんど同じようなことを言ってましたね~。
「あの吉永さゆりさんでさえ「十人中六人に好かれればいい」って言ってるのを聞いて、皆に認められようとしなくてもいいと思ったら気がラクになった」って。

自分の好きなことを表現してゆくにはそのくらいのスタンスでやってくことが大事なのでしょーね。

↓この本についてはまた後日。

村上春樹にご用心
村上春樹にご用心
posted with amazlet on 07.10.19
内田 樹
アルテスパブリッシング (2007/09/29)
売り上げランキング: 359
おすすめ度の平均: 3.5
5 本はカラダで読め。
2 エッセイとしてなら・・・。
5 痛快で爽快

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こうちゃんがCMに!

冷食フォーラムでお会いしたこうちゃん

今日、夕方、「こうちゃんの簡単料理レシピ」片手に「こうちゃんですよ~」とCMに登場してたから驚いた!

あれは宝島社のCMだったのかな?

すご~い…!やっぱり有名人なのね。
こうちゃんの簡単料理レシピ (TJムック)
相田 幸ニ
宝島社 (2006/04/14)
売り上げランキング: 254
おすすめ度の平均: 5.0
3 がっつり食べたい人向けか?
4 男の子ウケがよさそーな味
5 簡単で美味しく、幸せになれます。

小学校のときからず~っとスクランブルエッグしかできない娘が「料理でもしようかな~」と言いだしました。
早速この本をプレゼントしようと思います。

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渋谷Book1stで知り合いに会う

旅をした後はまたすぐ旅をしたくなり本屋さんでもつい旅コーナーに目がいきます。

お…「おしゃべりなイギリス」が表紙をこちらに向けて置かれてましたよ。
           

ノンフィクションコーナーには知り合いの名前も発見!
翻訳家の渡辺玲子さん!
プライドと情熱 ライス国務長官物語
すご~い!こちらも平積み。
           

これから読書の秋なので本をたくさん読むことにいたしましょう。
プライドと情熱―ライス国務長官物語
アントニア・フェリックス 渡邊 玲子
角川学芸出版 (2007/07)
売り上げランキング: 8294
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おしゃべりなイギリス

今日は暑くて外出もする気にならず一日読書。

高月園子著「おしゃべりなイギリス」を読みました。

高月さんはイギリス生活20年以上の駐在夫人であり、二人のお子さんの母親であり、翻訳家兼エッセイストとのこと。
生活者ならではの視点でのイギリス人観察がとてもユニーク!

またイギリス人のみならず同じ境遇の日本から来た駐在員夫人達も冷静に観察分析しているところなど適度に毒があって「そうそう!いたいた、こういう人!」とかつて駐在員夫人だった私も大笑い。

当然子育て経験者の母ならではの教育の違いについても触れていて「覚えさせる」授業と「考えさせる」授業というあまりにもアプローチの違う教育についても紹介されていました。

堅苦しいところも説教くさいところも全くなく、ロンドンでの買い物の話もでてくるし、高月さんも無駄遣いが大好きというところにとても親しみを感じたなぁ。
男と女のあれやこれやなど女性が飛びつきそうなネタも満載。

装丁もかわいい~☆
      
おしゃべりなイギリス
高月 園子
清流出版 (2007/08/20)
売り上げランキング: 164574



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LOVE漫画家佐々木倫子

倫子と書いてのりこさん。

言わずと知れた名作「動物のお医者さん」の漫画家です。
「動物のお医者さん」「おたんこナース」「HEAVEN?」「月舘の殺人」とあって、「動物のお医者さん」は既にドラマ化されましたが、「おたんこナース」はとても面白いけれど一連のナースものドラマ量産で敢えてドラマ化しなくてもという気もするし、ドラマ化してほしいなら
何と言っても「HEAVEN?」かな。

是非ともお願いしたい!

墓地の敷地内という最悪の立地条件に建てられたフレンチレストランの自分勝手でわがまま気分屋女性オーナーとそこで働く個性的な人々の群像劇が最高!

ドラマ化されるとしたらオーナー役は誰がいいかしら。コミカルな演技ができる美人じゃないとなあ~。う~ん、いるかな、そういう女優。あーいたいた!仲間由起恵(なんか字が変…これでいいのか?)!ちょっと鼻づまりの発音が気になるけどすごくいいと思う!ピッタリ!

それと準主役のレストランコンシェルジェ、クールでハンサムで優しい男の子にはロスから帰国したての赤西仁くんかしらね。メガネをかけてね。

で、その男の子の激しい性格のお母さん(オーナー同様)は加賀まりこか野際陽子にしていただきましょう。

是非ドラマ化してほしい☆☆☆
王様のレストラン」みたいになるわね、きっと。あのドラマも名作でした。

そうそう、漫画「HEAVEN?」の中のレストランの食器はすべてヘレンドなんですよ!よく細かく再現してます。オーナーがするヘアスタイルも、着る洋服もバッグも靴もとてもオシャレでかわいいのでそんな楽しみ方もできる漫画です。

取材を徹底的にする作者で、ヘレンドの食器もあれだけ精緻に描いているので、主人公が身につける物も多分実際にあるブランドの服やバッグや靴を模写しているのではないかなと思われます。

とにかくおススメしちゃうわ~!
         Heaven?―ご苦楽レストラン (6)

なんかまた最初から読みたくなってきたな~(^^)

     
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ほぼ日刊イトイ新聞の本

先日糸井さんにサインしてもらったほぼ日刊イトイ新聞の本」読了。ゆるそうなタイトルなのにとても熱い本でした。惹きこまれます。表紙もかわいい!
        ほぼ日刊イトイ新聞の本

糸井重里という人はずーっと大御所コピーライターとして君臨し続けている人だと思っていましたが、そして「ほぼ日刊イトイ新聞」でも莫大な年収を保障された雇われ編集長みたいな存在だと思っていましたが全く違っていたんですね。

さすがコピーライターだけあってその時その時の気持ちを言葉に変換するのが天才的に上手い!短いコピーで彼の言いたいことが的確に伝わるからさすがです。

「ほぼ日刊イトイ新聞」を始めたのは「放課後のパワー」「退社後のパワー」を掬いとろうというところから始まった学園祭のノリのスタートだったそうです。本当にイベントのボランティアのような立ち上げ方だったんですねえ。

確かに好きなことのためならお金どうこうは全く関係ないんですよね。そういう人達を集めて何かできる!という発想が当時すでに新しかったのではなかったのでしょうか。

とにかく糸井氏の考えは最初から一貫していて「自分(クリエイティブ集団)がイニシアティブをとる」ということ。そのためにはスポンサーの言いなりになってしまうかもしれない広告もとらない、という方針を貫いて「やせ我慢」しながらもスタッフ一丸となって頑張ってきた姿はプロジェクトXを見るようでした。

特に糸井氏が言うインターネットを通じて色々な知識や気持ちを「わけっこ(シェア)」するっていうのはすごくよくわかります。

一日100万アクセスにもなる人気HPは
「『ほぼ日』ってもう宗教じゃないの?」なんてからかわれることがあるそうですが、人間って最後は宗教的なものを最も必要とするのではないか、心の拠り所がある人とない人では生き方も違ってくるのではないか、と最近考えている私には、こういうHPが人気になるのも不思議ではないな~と思います。

ネット上に人々が自由に出入りでき、共感できる心の拠り所を作る!と10年前に気づいちゃった糸井氏はやっぱり時代を先取りできる天才クリエイターなんですね。
 
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たったひとつの青い空

著者は1972~1982、テレビ局特派員の夫と三人の子供たちとともにニューヨークに滞在し帰国してから、自分の子供たちとその周りの帰国子女がどんなに大変な思いをして過ごしたかを克明に綴っています。

この本を知ったのは中島義道著「うるさい日本の私」の最終章『「察する」美学から「語る」美学へ』の中で紹介されていたからです。

中島氏は個人的な立場で語ることをことごとく排除される日本の例として、「たったひとつの青い空」からアメリカのスタイルを持ちこんだ帰国子女の男の子がクラスメイトのみならず先生からも疎んじられる様子を引用していました。

彼のクラスでの発言は無視され、英語の授業では「おまえはもうわかっているだろうから」と音読を飛ばされる。アメリカ育ちの男の子は、自分が安全にクラスで過ごせる権利を訴えるのですが、彼が何か発言するたびに教室内は「ガクッ」という声の大合唱で、いじめはますますエスカレートし生命の危険段階にまで及ぶのです。

中島氏の引用部分だけでも、アメリカで子育てしていた私にはこの本は読まなくてはならない!と思い、図書館で借りて一気に読みました。

泣けました。

アメリカで周りの友達や大人からも信頼され、堂々と自信を持って溌溂としていた子供たちが日本に帰り、人格を否定されどんどん元気がなくなっていく。
特に「アキラ」の例は涙なしでは読めません。
そこには目を覆いたくなるようなすさまじい「いじめ」があったのです。

20年以上前に書かれた本ですが、現在のことのように読むことができます。

「教育とはなんぞや」ということを改めて深く考えさせられた本です。

「美しい日本」のために安倍総理も是非読んでちょ。

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再びホテルアマンダリ

昨晩はアマン写真に見とれて夜更かし。たしか吉本ばななもバリ行ってたよな~椎名誠のあやしい探検隊も行ったはず、と夜中にごそごそと本を探し出し「マリカの永い夜~バリ夢日記」と「あやしい探検隊~バリ島横恋慕」のホテルアマンダリ編を読んでしまいました。

まずはホテル・アマンダリに到着した吉本ばなな。長い引用ですがアマンリゾーツの世界が目の前に広がるような美しい、女性ならではの繊細な描写です。
「すばらしい。
まず、建物がすばらしい。
 フロントは吹き抜けの廊下のど真ん中にさりげなく置かれたテーブル。チェックインまでは広大な山と渓谷を見降ろしながら、冷たくて美しいドリンクを飲む。
 プール!このプールが忘れられない。
 濃い緑のタイルが敷き詰められた広いプールは、ふちのところがうまい具合にななめにカットされていて常に水が流れている。そのため、あたかも崖に向かってふちなしの水がプールのラインに沿って浮いているように見える。
 そしてその向こうは、どこまでも深い谷、椰子の木がバリの絵画そっくりに折り重なって、タイルよりももっと濃い緑がいちめんに広がっていく。
 みんな、さすがに喜んでいる。
 緑豊かな小道を通って、部屋に案内される。また驚く。部屋というのは、一軒の家を意味するのだ。
 その家はとにかく広い。渓谷を見下ろす大きな窓と、広いベッドと、大理石の床でできている。はるかに高い天井は、バリ式の竹天井だ。
 真ん中の大きな丸テーブルには、山盛りのフルーツと、よく冷えたウェルカムワインが用意されている。洗面台はひとりひとつ。広く、ぱりっと白いタオルがいく枚もあり、バスローブもある。
 風呂は外にあって、熱いお湯がふんだんに出る。
 インテリアもすばらしい。一分のすきもなかった。3人のデザイナーが共同でプロデュースしたそうだ。完璧だった。夢のような場所だった。」 

一方、同じようにホテル・アマンダリについた”あやしい探検隊”椎名誠。タイトルはなぜか「お笑いアマンダリ」。
「ホテルはもうすでにフロントからして「すごいんだかんな」「なめんなよ」という荘重なしつらえで、われわれはわれわれで「いちおうカネはあるんだかんな」「なめんなよな」という力をみなぎらせて入って行った。(中略)通されたところは、コテージといっても日本的にいうともうりっぱな二階建ての一戸建て豪邸であり、あちこちに素晴らしい装飾品が置かれ、ベッドルームは大きなものがふたつ、トイレが三つ、庭の中にはプライベートプールまであるのだ。そこにいたるまでに、このようなホテルに泊まったことのないわれわれはすばやく逆上し、各部屋はを覗きまくり、三つのトイレでそれぞれ小便をした。忙しい忙しい。」
となるのであります。

なんと男らしいアマンダリ体験でありましょうか(笑)椎名誠は常に探検家の視点なのですね。この文章の後も、引き出しを開けたり閉めたりして部屋のあらゆるところを点検するのです。

それからどうしてアマンで引きこもりたくなるか、そのヒントがちょっとわかりました。
「これだけの高級ホテルだから、料金分だけずっとそこにいるべきだ」ということをメンバーの一人が意見するのです。

そりゃそうだ!

でも結局、探検隊はアマンダリの部屋の探検が終わったら、さっさと車に乗って近郊の村の寺院で行われるケチャックダンスを見に行ってしまうのでした。

もったいな~い!

女性だったら、吉本ばななのように「このアマンダリに愛された~い」と素直にひれふすだろうに、男椎名誠は最初から対等で挑戦的。さらに入った途端、小便をしてマーキングとは相手にマウンティングをして力を誇示するおサルのよう!

テーブルの上に置かれた山盛りのフルーツも吉本ばななの文章な中だとセザンヌの静物画を想像させますが、
椎名誠にかかると「部屋の石づくりのテーブルの上には名も知らぬ南国のフルーツが山と積まれ、これすなわちすべてわれわれが食べてよいのであった。」とやはりバナナを前にして興奮するおサル状態なのでありました。

夏の旅行のホテルはどこにしよーなんてガイドブックを眺めていると夫は「ホテルなんて寝に帰るだけだろ。どこだっていい!」ってバカにしたように言うのよね。

一緒に大人の日帰り遠足はできても旅行は無理ね。
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鼻血ブーのリゾート

「もうすぐ夏休み、どこ行こうかな~、早く来い、来い、夏休み。」なんて職場の昼休みに言ってたら
「何言ってんの?この仕事に夏休みなんてないっ!」と先輩から一喝。

んま~。そうだったのね!結婚相談所に夏休みはなかったけれど、今の職場もないんだ…がっかり。

でもこの時期になると必ずゆっくり見る大好きな雑誌があります。まさに極楽の1冊。表紙だけで、もうノックアウトされちゃうでしょ?

           

アマンリゾーツ!私の憧れのホテルです。

”リゾートでおこもり”がコンセプトなんだって。とにかくステキすぎてくつろげて一歩も出たくなくなるらしい。
アマンで引きこもりなら10年ひきこもっていてもいいわ。

ホテルボラボラとかバリ島のアマンダリ、行きたいけれど水着姿が重量挙げ選手のように見えちゃう私には夢のまた夢。

だからせめてアマンのエッセンスを取り入れた箱根吟遊や山形の名月荘、屋久島のホテルあかつきにでも泊まってみたいという夢もいまだ叶わず…

と思ってたら、なんと今日立ち読みした情報では
2008年に京都にアマンリゾーツ開業だって。

きゃ~っ!考えただけで鼻血ブー。
京都なら水着着なくてOKよね。一体アマン京都はどんな感じになるのかしら?とっても楽しみだわ~。

工場萌えとか、廃墟萌えとか、そんなコアなファンのためのいろいろな写真集が出ているそうですが、私は完全にアマン萌え。写真を見るだけでとても幸せな気分になります。

そういえば先月号のVERY(だったか?これも立ち読みなのでうろ覚え)には「アマンリゾーツファンの私たち夫婦は設計士さんと相談して自宅をアマン風にしてみました」なんてセレブなお宅が紹介されてたな。

アマンでリゾートのリピーターのみならず自宅までアマン。
超羨ましいぞ。

いつかアマン京都に引きこもれるように、明日からコツコツ貯金することにします。

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お客様は神様か?

先日、デパートで怒鳴り散らしている男性を見ました。どうやらある店員さんの目つきが気に入らなかったようで、「おれをバカにしたように見た」などといちゃもんをつけていました。指差された店員さんは当惑するばかり。

「あ~あ~…やってるよ」

私もデパートでお中元、お歳暮パートの経験があるのでクレーム男を苦々しく眺めました。

現在発売中、キルスティン・ダンストの表紙のAERAによれば「肉体労働」「頭脳労働」に加え、いわゆるサービス業に従事し、「お客様は神様です」という精神の元に行う接客仕事は「感情労働」というそうです。

AERAも、中島義道「うるさい日本の私」に続く「醜い日本の私」でも、日本の奴隷的サービスについて触れていますが(この章は特に面白いのでおススメ)

駅員が切符を出さずに通り過ぎた男を呼び止め注意したら、逆に罵倒され唾を吐きかけられたことに怒って殴ってしまい論旨解雇処分となった事件を取り上げ、そんな屈辱的で卑劣な行為にまでサービス業に従事している人は耐えなければならないのか。それではまるで人権のない奴隷ではないか、と疑問を投げかけています。

確かに私もデパートのパートで「なんでここまで卑屈にならなくちゃなんないの???」と思った場面がありました。
応対したオヤジに理不尽に「謝れ!」と怒鳴られ、でもこっちは悪くないので無視していたら、周りのスタッフがあわてだし「あなたは悪くないけど、とにかく謝って!謝って!」と耳元で懇願され、それでも謝らないでいたら結局私もクレームオヤジとともにデパートの応接室行きになってしまいました。

サービスを受ける側、提供する側って本来対等な立場で良いと思うのです。サービス受ける側もサービスしてくれる人に対してレスペクトし感謝するのは当然でしょう。

サービスを受ける側が「ありがとう」という場面はめったに日本では出くわしませんが、外国ではレストランやカフェでお客さんが「ありがとう」というのは普通です。

「日本の至れり尽くせりのサービスに馴れていると大変ですよ~」と言ったのは去年の秋、パリに行ったときの添乗員さん。

「前回空港の出国チェックで長蛇の列ができたのに怒ったアメリカ人が「早くしろ!」と怒鳴ったら、怒ってさっと席を立っていなくなっちゃったんです。もう大変でしたよ。なので、フランス人職員を怒らせないでくださいね。^^;」と話してました。

そういえばオーストラリアで現地ガイドをしていた友達は「日本のお客さんのTooMuchな要求ぶりは世界一!」と言ってました。

でも多分、これって相手が日本人だからお客は横柄な態度とるんでしょうね。
元スッチーの友達が、日本のビジネスマンは日本の飛行機に乗るときはまるでホステス扱いで偉そうな態度をとるくせに
外国の飛行機に乗ってる日本人は別人のようにおとなしく客質乗務員に要求もせず、おまけに何かしてもらうと「サンキュー」なんてにこやかに言ってる変わり様に驚く、と言ってましたもの。

考えてみると外国で怒鳴っている日本人って見たことないなあ~。中島義道くらい?

もーこうなったらクレーム対策として接客にあたる人を全員白人にしちゃうってのはどうかしらね。かなりクレーム減ると思うけど。

外国では「サンキュー」って言えるのになんで自分の国では言えないんでしょうね?
             
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派手婚

だったらしいですね。昨日の藤原紀香と陣内智則の披露宴!
今日の職場の休憩時間ではお菓子をつまみながらその話題で持ち切りでした。

知らんかった~っ!昨日、私がモンチのコンサートでノリノリしていたちょうどそのとき、日テレで披露宴中継があったのですね。録画もしてなかったよ~。残念…

おまけに今朝は寝坊して、出勤前にばたばたしていたのでワイドショーでチラッと紀香の美脚見せ赤ドレス姿を見ただけ。情熱のフラメンコダンサーみたいでしたね。

パート仲間で紀香のウエディングドレスについて「もっとシンプルなほうが絶対よかったよ~」「あのベールは妙だった」とかで言いたい放題盛り上がっていたのに私はそれがどんなものかわからずひじょうに残念でした。

お食事は10グラム2000円の神戸牛ですって?????
そんなお肉あるんですね~。んま~っ!びっくり。

二人の披露宴特集のアサヒグラフでも出ないかな~。二人というか紀香の写真だけでいいわ(^^;)

二人の馴れ初めを書いたエッセイは出てるのね。
紀香魂~ハッピー・スピリット~ですって。

これによると最初の出会いから
陣内智則のお兄さんも「たかのり」って名前で、藤原紀香の弟も「たかのり」、陣内のお姉さんの名前が「まゆみ」で紀香の義妹の名前も「まゆみ」という偶然があったんですね。

何だっけかな~去年あたりベストセラーになった、なんだっけ、なんだっけ、そうそう、「人は見た目が9割」だ!(この言葉が出るまで3分経過)

その中で、確か人との出会いはどれだけ相手と多くの共通点を見つけられるかにある、みたいなことが書いてありました。

同郷であるとか、同窓であるとか、好きな作家が同じであるとか、嫌いな人が同じであるとか(^^;)それ以外にもいろいろな「ま~偶然、私も!!!」みたいな共感が「うぉ~同士じゃん!」という連帯感をより強めるのでしょうね。

わかる気がします。

紀香と陣内智則のカップルってどう見てもミスマッチの違和感があるのですが、その謎を解くためにも、紀香の書いたエッセイを今度、ちゃんと本屋で立ち読みしてみようと思います。

陣内智則さん、藤原紀香さん、末永くお幸せに♪
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結婚リスクヘッジ

内田樹著「下流志向」と山田昌宏著「希望格差社会」を並行して読みながら、うちの子達の将来がとーっても不安になってきました。

一億総中流と皆が自覚していた時代はとうに過ぎ、経済的な意味だけではなく富める者と貧しい者の格差の二極分化は思っていた以上に進んでいるようです。

本の中に「強者連合」という言葉がでてきましたが、強者は強者同士連帯してリスクヘッジしながらますます強者になり、そうでない者は連帯できず、つまりリスクも個人で背負うことになるので、結果的にますます下流、下流へと志向するので、格差は広がるばかりなのだそうです。

確かに「華麗なる一族」の閨閥結婚というのは、リスクヘッジに十分な作用をするものでした。

そう思って、かつていた業界、結婚相談所を振り返ってみると、なるほど当時「希望格差社会」を読んで入会したかと思われる男性のお客様も見受けられたのでした。

女性が「背が高くて、年収も高くて、高学歴で」に加え、就職氷河期を経験しているせいか「安定した職に就いている人!」と言うのは別に不思議に思わなかったのですが
同じようなこと(男性の希望は背が高いことではなくて美人であることなのですが)を男性も言っているのに驚きました。

酒井順子の負け犬エッセイによると「男は自分より格下の女が好きだから、かくして血統書つき負け犬はお呼びじゃないのよ」的なボヤキが見受けられるのですが、そして私もそうであると思っていたのですが
結婚業界の現実はちょっと違ってました。

三高の男性は意外と家庭環境、知性、職業にいたるまで自分と同格の女性を求めます。
そして三並の男性も三高の女性に憧れる。もちろん、強者の女性も強者の男性を選ぶので、そこには厳しい現実があるわけですが。

「今はいいけど、私だって先行きどうなるかわからないし。」という不安を誰もが抱えている時代。男性が結婚リスクヘッジを考えても不思議ではないですね。

正社員の数も減り、強者との結婚だって狭き門、成果主義導入とあっては強者だっていつまで強者でいられるか保障の限りではなく、レールからはずれたら、はい、自己責任でそれまでよ、のますますコンペティティヴになる格差社会。これからサバイバルしていく若い人達は本当に大変です。

下流志向」「希望格差社会」どちらもこれから暑い季節に向けて最適です。読むと怖くて寒くなりますよ。おススメします。


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お縫い子テルミー

昨日までの返却予定で3本のDVDを借りていましたが、TUTAYAはご存知のように翌日の10時開店前までに返せばOK。
3本目の「21グラム」(バベルの原型、ここにあり!)を観終わったのが今朝の9時過ぎだったのでそれから着替えたり化粧したりでギリギリ。
店まであと100メートルのところで9時55分!もう久しぶりに走った、走った!ドスドスと…(^^;)

「モナリザスマイル」の舞台となったウェルズリー大学の出身者に蒋介石夫人宋美齢もいると書いてあったので、友達が昔薦めてくれた「宗家の三姉妹」を借りようとしたのですが、ビデオしか取扱がないようで断念。

隣の本屋で何か買おうと入ったところ、一面カーペットを敷いたように平積みされた文庫本を発見。
ずっと以前、山田詠美が「いいよ~」と何かに書いたのを読んでから気になっていた栗田有起著「お縫い子テルミー」でした。

題名からしてステキ!「仕立て屋の照美」じゃなくて「お縫い子テルミー」。タイトルからしてグッときます。
その上思わず手に取りたくなるようなこのカワイイ装丁です。写真だとわかりにくいですが、小花柄の布地風。
        

勿論すぐに買ってそのままカフェにGO~の至福の読書タイム。

テルミーは照美ちゃんのことですが、流しのお縫い子。自分の家はなく人の家に転々と居候しながら仕立て屋稼業をしています。モットーは「一針入魂」。
彼女はお縫い子だけで足りない生活費を歌舞伎町で水商売をして補っています。そしてそこのクラブで歌う女装した男性シナイちゃんに一方通行の苦しい恋をします。
美しい男シナイちゃんのために、シンプルでカッティングの素晴らしいドレスを作ってあげるシーンは映像が目に浮かぶような詩的な表現に満ちていました。

好きな世界だわ~。裁縫は全く駄目な私だけど、布の質感が伝わってくるような手触りのある小説でした。

テルミーは日暮里で生地を探します。
そういえば、友達が日暮里の生地屋さんで見つけたエトロの生地でとてもキレイなスカートを作ってもらい、それがまた驚くべき安さだったので、今度連れて行ってもらう約束をしていたのでした。

近々日暮里の生地屋さん巡りでもしようかな。

この小説を読みながらイギリス映画「キンキーブーツ」を思い出しました。

こちらもゲイバーで歌う人気歌手にピッタリフィットしたブーツを作るシューメイカーのお話。愛と優しさに満ち溢れたサイコーに面白い映画でしたので、ぜひご覧ください。公開当時、辛口おすぎも絶賛してましたよ。

今、ちょうどTUTAYAはレンタル半額キャンペーン中です☆

しかし、「宗家の三姉妹」のDVDはどこで借りられるかな~。観たい…
         
       
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ヒメママ

今日は「母の日」ですね。
皆さん、どんな一日をお過ごしになるのでしょうか。
我が家の子供たちは「母の日おめでとう」と言っただけでさっさと朝から出かけてしまいました。

夫は「あなたは私の母ではないから」と毎年特に何もしません。「妻の日」を作ってもらえませんかね?

まあ、私も日頃の怠慢妻&母ぶりを思うと、この日だけ母の存在を誇示するのも気が引けるので「ま、いいか」って感じです。

さて、先日
もし、着飾ること、特別扱いされること、ほめられることが大好きだったら…あなたの中にもヒメがいる!」というコピーに誘われてつい購入してしまった漫画があります。

かつて「いまどきのこども」で一世を風靡した玖保キリコの新作「ヒメママ」です。
           

「私が掟」とばかり、言いたい放題超わがままな60歳の姑ヒメママ。息子とその嫁をこれでもかというくらい日々手こずらせているしょーもないバアサンなのです。

こんなバアサンになりたくありません。

しかし、私もなぜか夫と結婚して以来、ずっと「わがままな妻」という烙印を押され不満です。夫の親が言うならまだしも、私の母、妹までが何かあるとすべて私が発信源だと思い私を怒るわけです。

おかげで夫の評価は常にグレードA。

「私って青鬼みたい。」って思います。

私がわがままな妻として振る舞えば振舞うほど夫の評価は「こんなに奥さんの自由にさせて、なんていいご主人なの?」と高まるわけです。これも私の作戦だってことに誰も気づきません。

赤おにが青おにが去ってからその優しさに気づいたように、夫が私に感謝するのは私が死んだ後でしょう(^^;)

浜田廣介の名著「泣いた赤おに」ってほんと深いですよね~。
        
       
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”化け物”って呼ばれたい?

二子玉に行き、相対的に若く見える、ではなく、絶対的に若いお母さんを見るたびに、40代、この微妙なお年頃について考えずにはいられません。

そんなことを考えながら、書店の立ち読み本を物色していたら平積みされた中に春らしいかわいい装丁の本を見つけました。
あのベストセラー「負け犬の遠吠え」の作者酒井順子の新刊エッセイ「駆け込み、セーフ?」です。
            
この表紙、子供のころ大好きだった絵本、西巻茅子の「わたしのワンピース」に似てません?
            

「負け犬の遠吠え」は俵万智の「サラダ記念日」を読んだときと同じ衝撃を受けました。両者とも言葉の天才!さらに酒井順子の淡々としながら見せる深い洞察力にはうならされっぱなしでした。

今回もその力量は衰えていません。

その中に「若作り、その危険な誘惑」というエッセイがあり、後ろ若作りの私はギクッとしました。

ぽっちゃり型の知り合いがダイエットで一気に体重を落とした。どんなにキレイになったかと思っていたら干し首になり、エビちゃん風ゆる巻きヘアと若者ファッションが痛々しい。

”イケてる”と思ってる彼女は「わたし、化け物みたいに若いって言われたいの。痩せたらオシャレが楽しくて!」と嬉々として言う。

さらに続けて
「年増の若作りってイタイから、似合わなくなったら正直に言ってね」と言うのだけど
本当に化け物みたいにみえることや、既にイタイってことは口が裂けても言えない。

そういう的確なアドバイスは肉親だけが頼り。
友達に「おばさんくさい」ってことは言えるのに、「若作り」の指摘ができないのはなぜでしょう?

みたいな話し(笑)

私も美容師さんに「ロングヘアーが似合わなくなったら正直に言ってくださいね」と言ったことがありますが、
そのときも「皆さん、そうおっしゃるんですよ」と笑ってました。

でもきっと正直に言ってくれないんだよね~。むこうも商売だし(^^;)

人様をギョッとさせないように年を重ねていきたいものだけど、自分も好きなオシャレを楽しみたい。
その折り合いが難しいですなあ~。
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金井美恵子の「小春日和」を読む。

昨日は1日映画の日だったのに映画を見忘れてしまった。とっても損した気分だわ。

金井美恵子の「小春日和」をようやく読み終わりました。

この本はOLのころ、当時の林真理子のエッセイによく登場していたコラムニスト中野翠が絶賛していた本だったので、ずーっと気になっていたのですがそれから20年以上も経ち、昨年の秋の小春日和にようやく思い出して手にとって読み始めたものの、いつものようにちょっと読んではほったらかし、ちょっと読んでは忘れ、という具合で小春日和どころか本当の春になってしまい読み終わったわけです。

私が読んだのは文庫本ですが、見よ!この装丁のキュートさを!
        

と申し上げても、写真がボケボケで美しい色合いがお伝えできず残念。でも女性の誰もが心の片隅に大事に持っている少女心を鷲掴みにするようなカバーです。

河出文庫から出てます。カバーだけでも本屋でご覧ください。

白金に住む小説家のおばさんと田舎から出てきた女子大生の姪っ子が一緒に暮らす話。おや~、この設定、青山七恵の「ひとり日和」と設定似てるじゃ~ん。題名も似てるじゃ~ん。影響受けたのかな。

でもこちらの「小春日和」の主人公桃子ちゃんのほうが圧倒的に生意気で世の中を斜に構えて見ながらも堂々と怠惰に人生を歩んでいます。

その友達の花子ってのがまたおもしろくて、本当は「亜理沙」という名前なんだけど「こんな名前親に勝手につけられて頭にくる!」ってことで自称「花子」でとおしているユニークな存在。桃子同様、これまたこんな19歳いるの?ってくらい博学博識の輩なんですわ。

登場する桃子の母さん、父さんとその周辺の人々がどこか皆ちょっとへんちくりんで、妙な人間大集合という設定は私の好きなスタイル。

桃子と花子の博覧強記ぶりが少々鼻につき娘には持ちたくないけれど小説の主人公としてはなかなか魅力的でした。

二葉亭四迷のような言文一致文体。
女の子言葉でわ~っとたたみかけ言葉が積み重なっていくのでこれはかなり好みの別れるところかも。

文中の
東京は「物質的欲望というのを過度に刺激される都市」という表現に大いに納得し、
また「そっくりなもの」として少女とおばさんを取り上げ、白金界隈の某女子高生のノタノタ歩きを見る限り両者に区別はないし、おばさんの好む雑誌も更年期障害や老後の問題、安いおかずの作り方や投資の方法などを除けば少女雑誌となんら変わりがない。
違いがあるとすればおばさんは少女よりちょっと老けているだけ、としています。ハハハ

さらに「月経がはじまったばかりなので不順、月経が終わりかけているので不順、というところでも、両者はよく似ている。おばさんは少女に、結婚すれば正常になるわよ、わたしもそうだったもの、と言い、おばあさんはおばさんに、閉経すればラクよ、わたしもそうだったもの、と言うのである。」
って描写にもくすっときてしまいました。

この観察力と表現力、小説家ってやっぱりすごいね~。


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ポレポレでゆこ~♪

ポレポレとはスワヒリ語で「ゆっくり」という意味だそうです。昨日ようやく「アフリカポレポレ」を読み終わりました。

          

2年前に中尊寺ゆつこが急逝したとき、彼女の「アフリカンネイバーズ」という漫画エッセイを買い、「あー私もアフリカ旅行した~い!」と騒いでいたときに出会った本。

動物写真家の岩合光昭の奥さん岩合日出子さんが書いた、1年半のタンザニア滞在記です。

文庫本の解説は村上龍が書いていて「ぜひ読んでほしい!」とまっとうにおススメしているとおり、私も”心に残る私の10冊”の中に入れたいっ!

2年もほったらかしにしていたことに反省しきりです。

岩合夫妻の一人娘、薫ちゃん(4歳~6歳まで滞在)がなんともいえずかわいらしく、賢い子なんですね。彼女の話す言葉が詩的だったり時に哲学的だったり、また思わず吹き出してしまうくらい面白かったり。数々の写真も必見!

「動物園」の動物を檻の外から「かわいい~」と眺める生活ではなく、野生動物の生と死を生活の一部として捉えながら自然の中で育った薫ちゃん。小さいながらも日本とは全く違う暮らしの中で多くのことを学んでいきます。

そんな薫ちゃんが日本から遠く離れた異国の地で生活を始めたお父さんやお母さんの心の支えになっていることがひしひしと伝わってきます。
そして薫ちゃんも親をヘルプしようと一生懸命です。

私も長女が6歳、下の息子が3歳のときに日本を離れ一時期海外での生活を経験しましたが、初めての慣れない土地で不安だらけの私を現地の生活に溶け込ませてくれたのは他でもない子供達でした。

当時、子供達に精神的にどれだけ助けられたか知れません。
そんなことを思い出しながら読みすすめていくと、なぜか薫ちゃんの健気さにじーんときてしまうのです。

お父さんは自分の仕事のことで頭がいっぱい。お母さんも勝手の違う日々の暮らしに余裕がなくてんてこまい。その中で小さな薫ちゃんがしっかり家族を支えているのです。

薫ちゃんは今はもう30歳の女性になっているんですね。
小さな頃の経験がどんな形になって彼女の中に残っているのでしょう。

会ってみたいな~。

アフリカンネイバーズ(中尊寺ゆつこ)はこちら↓

             


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占い好き

昨日「誕生日事典」の紹介をさせていただきましたが、一昨年あたりから「誕生日大全」というものも売ってます。

            

誕生日大全はかなりの甘口。良いことばかり書かれているという印象なので、”ほめられ体質”の人にはこちらがおすすめ。

誕生日事典にない特徴として、自分の誕生日と縁の深い誕生日が紹介されていることでしょうか。
恋人、友人、協力者、ライバル、ソウルメイトなどにカテゴライズされているので自分の周りの人の誕生日を探すのも楽しいです。

私は謎めいた言葉満載の辛口「誕生日事典」の方が好みなんですがね。

たとえばそれぞれの日の最後に「瞑想の言葉」というコーナーがあるのですが、これまた意味不明。

私の誕生日3月5日の場合は、
「子供は自分が天使のふりをした悪魔だと思う。本当はその逆なのに。」

来週の3月27日が誕生日の友達の場合
「集中するコツは、たえまない誘惑のもとをすべて受け入れること。」

4月5日の誕生日の友達は
「脚が2本あるなら走りなさい。脚が1本しかなければ跳ねなさい。脚がないなら…飛びなさい!」

という具合で何を言わんとしているのか、さっぱり意味がわからんのです(笑)

翻訳本ゆえ誤訳?または誤植?という不安も一瞬頭をよぎります。

それはさておき、血液型占いはたった4パターン、星座だってわずか12パターンということを考えると366パターンもあるこの占い本は占い好きのツボにもはまること間違いなしです。

膨大な情報量と分厚さにかなり長く楽しめる本なので「家庭の医学」同様一家に一冊あっても損はないでしょう(^^)
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「愛ルケ」誕生日占い

録画したドラマ「愛ルケ」後編をようやく観終わりました。

お昼御飯を食べてから寝転んで観ていたので
途中うとうとしてしまったのですが村尾菊治が裁判のシーンで生年月日を言うとき私の耳はピクッ!彼の誕生日を聞き逃しませんでした。

村尾菊治は10月24日生まれとのこと。

そこで私のいつものお楽しみ誕生日事典の登場です。

      

おっと~!!!10月24日ってあーた、渡辺淳一の誕生日だったのですね。へ~宇津井健も同じ誕生日か。

健康の欄には「肉体面では、セックスに関して、いろいろな意味で行きすぎないように気をつけてください。感情、独占欲、嫉妬に注意すること。中毒の傾向もあるので、とくに仕事、セックス、恋愛に溺れないように」となってます。

当たってる~(^^;)

では入江冬香はもしや川島なお美と同じ誕生日では?(彼女は11月10日だそう)

と思いたち、ネットで「愛ルケ 冬香の誕生日」と検索入れたのにダイレクトに日にちが出てこない~。

で、どうしてもその日を確かめたくて近くの本屋に行ったのに本が置いてない!

探しても見当たらないから小声で
「愛の流刑地、ないですか?」と尋ねたら
バイトの子が大声で「愛の流刑地ないですか~?」と先輩に尋ねるではないの!

「あー愛の流刑地、そこにない?奥だわ、奥から持ってくるね」と先輩も再度大声で返答し
わざわざ持ってきてくれたんですが

当然私は立ち読みしただけ(笑)
だって目的は冬香の誕生日だったんだもーん。

あった、あった、5月20日だって。この日と同じ誕生日は王貞治と「前畑ガンバレ」の水泳選手、前畑秀子。(若い人は知らないか^^;)

この日生まれの人は「やりたいことがなんであれ、とことんやりたがります」だって。

「1つのことから別のことへ、信じられないようなスピードで切り替えられるのもこの日生まれの人の特徴です。」

なるほど、普通の主婦から愛に溺れる女へと確かに信じられないスピードでした。

「覚えるのは速いのですが、ある程度のところまで達すると、別のものに挑戦したくなってしまうのです。」

ふむふむ、ほんと!その挑戦が「殺して~」だったのね。

5月20日生まれの実在の恋人って誰だったの~?
まさかホントに前畑秀子?


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渡辺淳一のサイン本

があるんですね~、我が家に(^^;)

「キッス・キッス・キッス」という歴代の著名人のラブレターを集めた本が出たころでした。(その本にサインしてもらったの♪)

病院勤めの友達が「地域の医師会の何十周年記念とかで渡辺淳一の講演会があるよ」と教えてくれたので「そりゃ、行かなきゃね!」ってことで聞きに行ったのです。

ほとんど最前列。かぶりつきの席で渡辺先生を拝見いたしました。精力的に恋愛官能小説を書き続けている大家だけあって、ま~色っぽいこと。色っぽいこと。
肌も髪の毛も艶々、さらにオシャレ。「その男、現役につき」ってオーラ出しまくりでした。

そのときの講演は「老いても恋し続けろ!」というテーマはもちろんのこと、今、ベストセラーになっている「鈍感力」のお話もあり、こちらの話が私にはとても興味深くピンとアンテナがたちました。

この世知辛い世の中、鈍感なくらいじゃないとサバイバルできないってのはある意味真理ですね。
そう思います。
人に言われたこと、身の回りに起こること、一つ一つにその都度繊細に傷ついていたのでは、怖くて外に出られなくなってしまうでしょう。

渡辺氏自身も今こうして自分が作家としていられるのは「鈍感力」のおかげなのだと言っておりました。
書評家のバッシングで自分の何倍もの才能があるのに消えていった同世代の作家がたくさんいると。

なるほど、私がどこに行っても日々元気なのはひとえにこの「鈍感力」のおかげなのだなあ~と深く感じ入った次第です。

そのときの講演会に「もしかして渡辺先生に食事誘われちゃったりして~!きゃ~っ!」とわざわざ一張羅のスーツで出かけたりしたのも私の「鈍感力」というか「勘違い力」をよくあらわしているでしょう(笑)

そして、今日の午後は梅田みかさん(「お水の花道」の脚本家)講演「恋愛体質になってアンチエイジング」(だったかな)というケーキつきお茶会に行ってきま~す。

いきなり恋愛体質になっちゃったらどーしましょー!!!
楽しみ☆

報告はまた後ほど。
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GRACE 創刊

グレース・ケリーのGRACEとは!まだそんな素敵な名前が残されていたのね。

中年向け女性誌のタイトルとしてはなかなかGoodなネーミングです。

私が女子大生の頃、オールナイトフジという番組が始まり女子大生という言葉がもてはやされ
OLになったころ、雑誌Hanakoが登場。

結婚しても今度はVERYという雑誌創刊で30代の現役ぶりをアピール。40代になってもまだ土俵をおりることなくさらに雑誌STORYだもんね~。

きっと私たち世代は「家庭画報」「婦人画報」に落ち着くことなく、また50代になったらなったで新しい雑誌を作っていくのかも。

女すごろく。
VERY(30代)→STORY(40代)→さて、50代で創刊される雑誌の名前は何かしら?
RYで終わる言葉よねえ。う~む・・・さーみんなで考えよー!!!

最後はBURYで上がりです(^^;)
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芥川賞「ひとり日和」のチョコレート♪

文藝春秋を買って芥川賞受賞作「ひとり日和」(青山七恵著)を読んでみました。淡々としてる。のんびりしてる。きっと1年経ったらストーリーを忘れてしまうだろーなー。というか特に事件が起こるわけでもないのでストーリーというほどのストーリーもないのだけど。

フリーターの20歳の女の子と遠い親戚の独居おばあちゃんとの同居の話。選評によればとっても”上手い小説”なんだそうです。私にはよくわかりません。山田詠美が言っているように「ちょっと退屈」でした(笑)

日なたの縁側で読むようなこの小説を石原慎太郎と村上龍が強く推したとはねえ。。。謎だわ~。

ここ数日、チョコレートの話ばかり書いてるので、またチョコの話。

「ひとり日和」は主人公がおばあちゃんと暮らし始めてからの1年が綴られているのだけど、物語の終わりのほうにバレンタインデイにチョコレートを買うシーンが出てきました。

これは若い20歳の子がボーイフレンドに買うのではなくて、なんと70歳のおばあちゃんがホースケさんという恋人のような茶飲み友達のような相手に買うのです。

人ごみが嫌いなおばあちゃんのかわりに主人公が選ぶのですが、彼女が選んだチョコレートがオーストリア御用達の猫ラベルのチョコレート。名前は出てこないけど、これ「デメル」のチョコですね!

私も買って猫好きの義母に送ったことがあります。チョコレートは猫の舌の形だそう。猫のイラストの箱も捨てられないかわいさです!小説に登場するおばあちゃんも猫好きなのでした。

小説では20歳という本来エネルギーのかたまりでピチピチしているはずの主人公が、生きていることに疲れちゃってる風に描かれているのに対し、70歳のおばあちゃんが逆に一人で自由に飄々と生きている感じが対照的で、若いって確かに大変だったな~と、読みながらすっかりおばあちゃん目線でいる自分がいました。

若いときは尖がっていたり、コンプレックスのかたまりだったり、漠然とした将来への不安を抱えていたり、「若くていいね」なんて言ってるのは大人だけで、「何がいいのさ」っていつも思っていたものね。

すっかりオバサンになった今が人生で一番楽しいわ☆ハハハ

え~芥川賞に関しては、「文学賞メッタ斬り」のこの二人の対談が面白くておススメです。

毎回、二人で芥川賞と直木賞の受賞予想をしているのですが、これが大変面白い!今後も要チェックです(^^)

そうそう、それとチョコといえば今晩10時からのNHKプレミアム10もチョコの祭典サロン・ド・ショコラリポートの模様!見逃せませんね!楽しみ~♪
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言いまつがい

という面白い本が「ほぼ日刊イトイ新聞」から出ています。もう、これは吹きだしますね。確実に!立ち読みしながらだって、電車に乗っていたって、笑ってしまいます。読者の「言いまつがい」体験を集めて1つにしたものです。

私も先日、子供の部屋があまりにも散らかっているのを見て「あ~この部屋見るとイライラする!」と言いたかったのに「ムラムラする!」と言ってしまったことがありました。

私は怒っていたはずなのに、娘も怒られてムカムカしていたはずなのに、一瞬二人で凍りついたあと笑い転げ、笑いすぎて涙を流しお腹が痛くなるほどでした。

そしてそれから時間がたっても思い出すたびいまだに笑ってしまいます(笑)

私の友達に「啓子」という友達がいて、電話で知り合いに自分の名前を説明するのに「拝啓の啓の啓子です」と言ったところ、送られてきた手紙は「拝子」になっていたというのももう5年も前の話なんですが、いまだに思い出して笑っちゃうのです。

あ~面白い・・・(^^)

政治家じゃないってのは気楽でいいですね~。
「負け犬の遠吠え」(酒井順子)だって「すべての男は消耗品である」(村上龍)だって「鬼ババ化する女たち」(三砂ちづる)だって政治家だったら大変でした。

袋だたきですよ(^^;)

そうそう、神田うのちゃんの「元カレなんて読み終えた雑誌」なんてのもありましたね。”読み終えた雑誌”なんて不適切ですが、女だったら一度は言ってみた~い♪さすがうのちゃん。

でもやっぱり勿論当然政治家にはなれませぬ☆

柳沢大臣の「女は産む機械」という言葉だけが切り取られ一人歩きしていますが

彼の発言をすべて文章にし国語の問題にして
「筆者の言いたかったことはなんでしょう?」と今年中学を受験した小学生に問うたら「女は産む機械である、と言いたかった」と書く子はいないでしょー。
そう書いたら不正解ってわかるもんね。

今回のことで大騒ぎしている議員は、本当はちゃんと真意はわかっているのにわざと”わからないふり”して事を大きくしているように私には見えてしょーがない。

最近、国会もすっかりワイドショー化してきてますね。
不適切な関係、不適切な発言より、不適切な国会運営されることに私は一番頭きちゃいます。

議論の優先順位をよく考えてね。
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